疫学研究「多剤耐性緑膿菌の水平伝播に関する危険因子の検討」についてのお知らせ


このたび、大阪大学医学部附属病院感染制御部では、多剤耐性緑膿菌の水平伝播に対する危険因子について、過去の入院記録のデータを用いた疫学研究として行います。

1)対象:大阪大学附属病院集中治療部, 高度救急救命センターに2006年4月1日から2009年9月30日までに入院された患者さんの記録

2)研究機関名: 大阪大学医学部附属病院感染制御部

3)目的:多剤耐性緑膿菌は多くの抗菌薬がきかず、感染症が発症すると治療が困難になります。院内の環境や他の患者さんより伝播する(水平伝播)ことがある一方で、患者さんの体に元々いた緑膿菌が薬が効きにくくなることもあります。そのため、入院患者さんに多剤耐性緑膿菌がいた場合、水平伝播かどうか判定するのは困難です。緑膿菌の水平伝播を受けやすい患者さんの特性を調べることがこの研究の目的です。

4)方法:
2006年4月から2009年9月30日までに、集中治療部・高度救急救命センターに入室した全患者の特徴を既存のカルテ・院内データベースより収集し、多剤耐性緑膿菌が検出された患者さんと抗菌剤に感受性の緑膿菌が検出された患者さんの特徴を比較します。

5)意義: 多剤耐性緑膿菌の水平伝播をうけやすい患者さんの特徴をつかみ、その特徴に対する対策をとることで、治療が難しい感染症の数を減らせる可能性があります。

6)個人情報の取り扱い:個人同定可能な患者さんの氏名やカルテ番号などの個人情報は、データ収集後、解析前にデータから取り除くため、個人情報が外部に漏洩することはありません。

7)問い合わせ先: 大阪大学医学部附属病院 感染制御部 山岸義晃