2017年度 第6回 医療技術部研修会が開催されました。

日時: 2017年9月21日(木)17:30~18:45 
場所: 医学部棟 E講堂
勉強会テーマ 「各部門の事例から学ぶ医療安全」

1「病理検査における医療安全の取り組みについて」  検査部門 長友 忠相

2「インシデントに対する放射線部の取り組み Excelマクロを用いた集計ツールの活用」 放射線部門 小山 佳寛

3「TAVI業務における安全対策」 臨床工学部門 宇留野 達彦

4「安全な医療のために~人工内耳リハビリテーションでの取り組み~」 リハビリ部門(言語聴覚士) 諏訪 圭子



「病理検査における医療安全の取り組みについて」  検査部門 長友 忠相
近年、病理検査の検体取り違えニュースが多い。報告された事例と病理部での取り違え防止対策を中心に紹介する。
対策としての確認作業や手作業の占める割合がほとんどで、人員の問題などの課題もある。今後は、システム化などワークフローの改善が
必要と考える。




「インシデントに対する放射線部の取り組み Excelマクロを用いた集計ツールの活用」 放射線部門 小山 佳寛
放射線部では平成29年4月よりExcelマクロを用いたインシデント集計ツールを導入した。この集計ツールを用いることでインシデント件数の
経時変化や発生場所、発生要因等を簡便に集計することが可能であり、今後のインシデントの減少に役立つことが期待される。




「TAVI業務における安全対策」 臨床工学部門 宇留野 達彦
経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI:TranscatheterAorticValveImplantation)における臨床工学技士の業務と安全管理における方法、
工夫を報告した。人工弁の準備作業におけるリスクアセスメントシートを用いたリスク評価や、手順書を用いた作業手順の統一により
安全な業務を行えた。




「安全な医療のために~人工内耳リハビリテーションでの取り組み~」 リハビリ部門(言語聴覚士) 諏訪 圭子
人工内耳リハビリでは幅広い年齢、多様な発達状況にある対象者に対応するため、椅子・机を変更するなど環境を調整している。
また、機器や聞こえ、術創のチェックを丁寧に行うことで、良い聞こえを保ち、人工内耳を安全に永く使い続けてもらえるよう努めている。


2017年度 第5回 医療技術部研修会「疾患別統合勉強会」が開催されました。

日時: 2017年7月13日(木)17:30~19:00 
場所: 医学部棟 D講堂
勉強会テーマ 「呼吸器疾患」

1「喘息の検査について」  検査部門 田淵 寛人

2「呼吸器疾患とCT検査」 放射線部門 遠地  志太

3「重症呼吸不全への呼吸代替治療Respiratory ECMO」 臨床工学部門 石川 慶

4「呼吸器センターでの携帯型呼気ガス分析装置活用の試み」 リハビリ部門(理学療法士) 木原 一晃



「喘息の検査について」  検査部門 田淵 寛人
喘息は一つの検査結果のみから直ちに診断されるものではなく、様々なエビデンスの積み重ねによって行われる。
今回、気管支喘息に関連する肺機能検査の内4種類の検査を紹介した。これらを含めた様々な検査所見と臨床症状から総合的に診断が行われる。




「呼吸器疾患とCT検査」 放射線部門 遠地  志太
CT検査は、画像診断において必要不可欠な検査である。今回、各部門に関する呼吸器疾患の代表的症例に対してCT画像を掲示し、
CT画像が画像診断にどのように利用されているのか、どのような見え方をするのかを説明し、胸部CT検査の有用性について報告した。




「重症呼吸不全への呼吸代替治療Respiratory ECMO」 臨床工学部門 石川 慶
Repiratory ECMOは人工肺と遠心ポンプを用いた体外循環回路による治療であり、人工呼吸器管理など従来の治療では救命困難な重症呼吸不全
などに使用されている。当院においても重症呼吸不全における重要な治療法であるため今後も成績向上に努めたい。




「呼吸器センターでの携帯型呼気ガス分析装置活用の試み」 リハビリ部門(理学療法士) 木原 一晃
呼吸器センターにおける呼吸リハ、特に間質性肺炎患者の6分間歩行評価時に携帯型呼気ガス分析装置を試用した取り組みについて紹介した。
歩行距離や呼吸困難には実際何が関連するかを明確にする事で、呼吸リハや運動療法の質の向上を図る必要がある。


2017年度 第4回医療技術部研修会「患者動作介助法の研修会」が開催されました。

日時: 2017年6月21日(水) 17:40~19:00
場所: リハビリテーション室

6月21日(水)17:40からリハビリテーション室で、患者動作の介助法
の研修が行なわれました。
リハビリテーションスタッフの皆さんの詳しい説明の後、各スタッフが患者役と介助者役とに別れて実際の介助法を体験しました。
今まで介助に携わった事が少ないスタッフも詳しい指導の下、とても楽しそうに介助法の難しさ・重要さ・その方法を経験する事が出来ました。

参加者数は検査部6人、放射線部8人、リハビリテーション部6人、臨床工学部9人で総数29人でした。
2017年度 第3回医療技術部研修会「AED安全使用研修会」が開催されました。

日時: 2017年5月29日(月) 17:30~19:00
場所: イノベーションセンター2階 スキルラボ室

5月29日(月)17:30から、AEDの安全使用を目的としたBLSコースの研修が行なわれました。
昨年度と同じく、高度救命救急センターの吉矢先生をインストラクターリーダ―として、同センター医師5名、看護師3名の協力を得て、医療技術部の各部門からインストラクターを8名選任して研修会を開催しました。

各班に分かれ、ビデオを視聴した後、各インストラクターの先生方に解説を受けながら実践を考慮した一時救命処置の正しい処置方法を実習にて研修しました。
実際の救命現場に携わるプロの先生方が講師として指導してくださっている事もあり、皆さん真剣に取り組み、一時救命処置方法を楽しく学ぶ事ができました。
参加者数は検査部5人、放射線部8人、リハビリ部6人、臨床工学部9人で総数28人の方が参加されました。
2017年度 第2回医療技術部研修会「新規採用者研修会」が開催されました。

日時: 2017年5月18日(木)
場所: L階カンファレンスルーム+各部門

今年入職された新規採用者に対し「新規採用研修会(医療技術部オリエンテーション)」が行われました。
まず最初に、放射線部・検査部・リハビリ部・臨床工学部の順に各部門技師(士)長による部門紹介が行われました。その後、参加者全員で各部門の主要な業務が行われている現場を廻り、現場で働くスタッフからさらに実際の業務内容などの説明を受けることで、医療技術部各部門における業務と役割について理解することが出来ました。

参加者数は検査部9人・放射線部3人・リハビリ部7人・臨床工学部11人で総数30人が参加されました。
 
2017年4月6日に2017年度 第1回医療技術部研修会が開催されました。

吉田 靖 医療技術部長より、「個人目標管理~2016年度医療技術部の総括と病院の動向をふまえて」をテーマに講演戴きました。

講演戴いた内容として、医療技術部人事・組織体制。待遇と業務改善。医療技術部で行われている各種研修会について。病院の経営と今後の施設充実への取り組み。個人情報の保護や研究における倫理について。最後に医療技術部職員としての2017年度個人目標管理と目標設定に関する講演がなされました。


参加者数は検査部51人・放射線部29人・リハビリ部27人・臨床工学部23人で総数130人が参加されました

2017年度 第1回 医療技術部研修会が開催されました。

日時: 2017年4月6日(木) 17:00~18:30
場所: 医学部棟2階 C講堂

テーマ: 「個人目標管理」~2016年度医療技術部の総括と病院の動向をふまえて~







2016年度 第12回 医療技術部研修会が開催されました。

2017年3月16日(木)17:30~19:00 医学部棟2階 B講堂
勉強会テーマ 「他職種の学術研究成果を参考にアイデアを創出する」

1当院における再生医療と、未来医療センターの役割について 検査部門 大河原 弘達

2新人の立場からみた個人目標の活用法 放射線部門 高尾 友也

3新人教育プログラムの変更に伴う効果と成果 臨床工学部門 丸山 雄一

4心臓リハビリチームの一員としての役割と今年度の成果 リハビリ部門 松本 ゆかり



未来医療センター内にある細胞調製室(CPC)の紹介をすると共に、当院で行われている細胞を用いた臨床研究の実例について説明した。
また、細胞製剤等の品質管理業務における、臨床検査技師としての役割や業務内容について説明した。


「新人の立場からみた個人目標の活用法」 放射線部門 高尾 友也

個人が成長する上で目標を設定することは有効なことであり、放射線部では中・長期的な年間目標と短期目標を個々で設定して日々の業務に取り組んでいる。新人は何を目標にしていいのか悩むと思うので、周りの助けを借りながら自分の達成でき得る目標を設定していくことが大事だと感じた。


「新人教育プログラムの変更に伴う効果と成果」 臨床工学部門 丸山 雄一

任期付常勤スタッフの勤務体制の見直しと、部門目標である夜勤2名体制実現の為に新入職者を対象とした業務ローテーションを実施。
業務評価とアンケートの結果では
5人共に各部署・各業務の流れをより良く理解出来たと回答。
結果、その後の業務にとても有用であったと思われた。



「心臓リハビリチームの一員としての役割と今年度の成果」 リハビリ部門 松本 ゆかり

今年度の目標では、心臓リハビリ業務における個人の臨床スキル向上に加え、臨床業務の効率化にも着目して取り組んだ。
さらに、学生指導や学会発表といった、臨床業務外の目標についても経験した。今回の経験を生かして、今後も業務の改善に努めたいと考える。


2016年度 第11回 医療技術部研修会が開催されました。

2017年2月16日(木)17:30~18:30 医学部棟2階B講堂
テーマ:「医療技術部職員に求められるコミュニケーションスキル」

(1) 「対人援助職に求められる基本的態度とコミュニケーション」
   リハビリ部門(遺伝子診療部) 遺伝カウンセラー 佐藤友紀

(2) 「職場でのコミュニケーションに役立つカウンセリングのエッセンス」
   リハビリ部門(保健医療福祉ネットワーク部) 臨床心理士 吉津紀久子



「対人援助職に求められる基本的態度とコミュニケーション」 リハビリ部門 遺伝カウンセラー 佐藤友紀

患者と医療者が信頼関係を築くためには、双方向のコミュニケーションが不可欠である。患者をありのままに理解し、傾聴する態度・姿勢として
「カウンセラーの3条件」を紹介し、お互いのノンバーバルコミュニケーションの重要性について解説した。



「職場でのコミュニケーションに役立つカウンセリングのエッセンス」 リハビリ部門 臨床心理士 吉津紀久子

「みる・きく・まつ」の言葉に込められたコミュニケーション機能を意識して増やし積極的に使っていくことは、職場でのよりよい人間関係につながり、
さらには組織力へと発展させていくことが期待できる。


2016年度 第10回 医療技術部研修会が開催されました。

2017年1月19日(木)17:30~18:30 医学部棟2階 C講堂
勉強会テーマ 「最新機器の解説と医療における役割」

1菌種同定革命~質量分析装置MALDI-TOF MSについて~ 検査部門 田所 大貴

2新規放射性医薬品と定量化 放射線部門 神谷 貴史

3小児用体外設置型補助人工心臓 Berlin Heart EXCOR 臨床工学部門 中村 有希

4最新の機器による網膜画像評価 リハビリ部門(眼科) 佐藤 信之介

菌種同定革命~質量分析装置MALDI-TOF MSについて~ 検査部門 田所 大貴

質量分析装置による菌種同定検査は、従来法に比べて迅速性に優れており、また操作も簡便である。一部鑑別が難しい菌種もあり臨床検査技師の結果確認は必須であるが、弱点を踏まえて活用すれば感染症治療に大きく貢献できる手法であるといえる。


新規放射性医薬品と定量化 放射線部門 神谷 貴史

世界初α線放出放射性医薬品、塩化ラジウムは造骨性骨転移に対する新しい治療法である。
治療の適応評価は骨シンチ画像において集積の有無を確認する事であるが、
新規画像再構成法による高分解能の骨シンチ画像により、塩化ラジウム集積量を定量的に算出する事が可能となった。

小児用体外設置型補助人工心臓 Berlin Heart EXCOR 臨床工学部門 中村 有希

2015
年に初めての小児用体外設置型補助人工心臓Berlin Heart EXCORが日本で承認された。

今までは、小児専用の人工心臓がないため治療に難渋していたが、EXCORによって当院の患者は良好な成績で経過している。

最新の機器による網膜画像評価 リハビリ部門(眼科) 佐藤 信之介

毎年、眼科では新しい検査機器が開発されてる。今回は、短時間の撮影で広範囲の眼底を画像化できるOptosと、フルオレセインによる造影無しで、網膜血管の構造を画像化できるAngioVueの2つの最新検査機器を紹介した

放射線部門  東 丈雄  
外傷初期診療における画像診断の役割は非常に大きく、診療放射線技師は時間的制約が厳しい中で可及的速やかに情報量の多い画像を救急医に提供することが重要となる。 救急患者の救命率向上や良好な転帰には、多職種連携によるチーム医療が必須であり、『救命』という共通認識のもと、機能的なチーム医療を実践することで成し遂げられる。

リハビリ部門 杉山恭二
外傷性脊髄損傷に対するリハビリでは、早期リハビリ(離床)が重要であるが、全身状態が安定していないことが多い。そのため、種々の情報(画像所見、検査所見、医療機器の設定、精神状態など)からリスク管理をして早期に安全に離床することが重要である


臨床工学部門  田中 勇真
「重症頭部外傷における脳低温療法の適応と効果、当院のプロトコルについて説明した。また、2016年10月から高度救命救急センターにおいて、
臨床工学技士が常駐したことによる、臨床工学技士と脳低温療法の関わりについて説明した。」

臨床検査部門  兒嶋 嵩
大量出血を伴う重症外傷の初期診療においては、Damage Control Surgery(DCS)が重要である。治療方針は繰り返し検討されるべきものであるため、DCSを行う指標の一つとなる外傷死の三徴(凝固障害や代謝性アシドーシスなど)に関する検査項目は、迅速かつ経時的な測定が求められる

2016年度 第9回 医療技術部研修会「疾患別統合勉強会」が開催されました。

2016年12月8日(木)17:30~19:00 医学部棟2階 B講堂
勉強会テーマ 「救急医療における外傷疾患」

1)重症外傷における初期診療と臨床検査 検査部門 兒嶋 嵩

2)外傷初期診療における画像検査の位置づけ 放射線部門 東 丈雄

3)重症頭部外傷における低体温療法 臨床工学部門  田中 勇真

4)外傷性脊髄損傷に対する急性期リハビリテーション リハビリ部門 杉山 恭二

   


2016年度 第7回 医療技術部研修会「スキルアップ講座」が開催されました。

2016年10月27日(木)17:30~18:30 医療技術部研修会(スキルアップセミナー)医学部棟 A講堂


10月27日(木)に医学部A講堂において心臓血管外科の宮川 繁 先生に公演して頂きました。
公演タイトル「重症心不全治療の新たな戦略」~再生医療の実現と普及を目指した革新的な取り組み


【講演要旨
初めに、再生医療における今日までの歴史と取り組み。その治療効果と問題点などを説明して頂きました。
今日までの再生医療のなかで、大阪大学病院の研究成果として2015年9月に販売承認を取得する事が出来た筋芽細胞シート
(ハートシート)に関して、先生方が研究発案に至った経緯や、度重なる実験、その研究のプロセスを説明して頂き、
筋芽細胞シートの治療原理とその効果について詳しく説明して頂きました。

最後に、宮川先生が考えておられる重症心不全治療に対する、これからの再生医療の取り組みと今後の展望についてお話して頂きました。
宮川先生どうもありがとうございました。



※11月17日(木)17:30~18:30 医学部棟3階 D講堂において、第8回医療技術部研修会「スキルアップ講座」として
同内容のVTR研修を開催しました

①薬物血中濃度測定(TDM)における安全対策    検査部門 明石 晶深技師
 薬物血中濃度測定項目のひとつであるメトトレキサートは、濁度のつよい液体で偽低値を示す。重篤な副作用を薬物においては、偽低値の報告が重大なインシデントを発生させる。検査部ではメトトレキサート測定に濁度の分析条件を別途設定することで偽低値報告を防いでいる。  
②放射線治療での医療安全の取り組み    放射線部門  太田 誠一技師 
 放射線治療では、多くの職種が関与し安全な放射線治療に向けて日々努力している。それぞれの職掌で異なる視点での確認を行い、朝礼をはじめとしたミーティングで情報共有し、日々の診療を行っている。しかし、人は時に間違いを起こすこともあるため、未然に失敗を防ぐ対策としてヒューマンファクターズにも注目をした工夫を行なっている。多くの工夫は現場で業務するスタッフからのものである。スタッフは現場の運用の限界をよく理解しており、その柔軟な対応によってインシデントを防いでいる事例を経験する。部門のリーダーシップとして、現場に権限を委譲した協働の取り組みが、
医療安全には不可欠である。
③透析治療での井水使用における安全対策    臨床工学部門  福邉 祥子技士
 当院は今年4月より井水と市水の混合水を飲用水として使用開始。透析用水に井水を使用する際は、水中の溶存物質の中でも特にクロラミン(結合塩素)に注意が必要である。安全な透析医療の提供には、適切な水質管理やシステムの構築とメーカーや機械係との連携が重要である。
④眼科での医療安全対策    リハビリ部門眼科  阿曽沼 早苗技士,小川 真依技士
眼科で視能訓練士が行なう医療安全対策について発表した。眼科では1日300人ほどの患者が来院し、1000~1500件の検査を行なうため、検査の正確性や迅速性を求められる。狭くて暗い検査室で視覚障害のある患者さんの安全を確保しながらインシデントやアクシデントを防ぐために様々な対策を考え実践している。今回はカルテや指示用紙の確認、目薬の点眼ミス対策、検査眼の確認、移動や歩行時の安全対策について紹介した。
2016年度第5回医療技術部研修会 (第8回疾患別統合勉強会)

 7月21日に医学部棟B講堂において、疾患に対する各部門の取り組みや知見を発表する統合勉強会が開催されました。
今回のテーマは「自己免疫疾患」。自己免疫疾患は様々な原因で発症し、症状は疾患の種類と体内の攻撃を受ける部位によって異なるため、各部門の発表のアプローチもたいへん興味深い勉強会になりました。

参加者数は検査部門38名・放射線部門30名・リハビリ部門21名・臨床工学部門15名で総参加人数は104名でした。
④関節リウマチ患者に対する作業療法~自助具の紹介を中心に~        リハビリ部門  勝山 このみ技士
 アプローチには機能訓練、関節保護指導、ADL/IADL訓練、装具や自助具導入が挙げられる。使用頻度の高い自助具であるソックスエイド、ボタンエイド、リーチャ―、介助箸について、実演と参加者体験も交えて紹介した
①自己免疫性甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病)について         臨床検査部門  上西 珠実技師
 バセドウ病はTRAbによって甲状腺を刺激することにより、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能亢進に至る。また、橋本病は慢性的な 甲状腺の炎症の結果、甲状腺機能低下症に至る。TgABやTPOAbの自己抗体が診断基準となる
②自己免疫疾患とMRI           放射線部門  垂脇 博之技師
 MRIは生体内の水素原子核が自転していることでミクロな磁石になり、静磁場内に置かれると特定の周波数の電磁波に反応する(磁気共鳴現象)ことを利用した撮像法であり、様々なコントラストや断面を撮像可能であるため、クローン病や高安動脈炎など自己免疫疾患の診断にも有用である
③自己免疫疾患に対するアフェレーシス療法          臨床工学部門  井本 隆之技士  
 apheresis療法には、血漿分離のplasmapheresisと血球分離のcytapheresisがあり、前者では膜型血漿分離器・血漿成分分離器による【膜分離】と選択式血漿成分吸着器による【吸着】で、後者は血球細胞除去用浄化器による【吸着】で、自己免疫疾患における自己抗体や活性化白血球を除去する
患者動作介助法の研修会が開催されました   (第4回医療技術部研修会)

 
6月22日(水)17:30からリハビリテーション室で、患者動作の介助法の研修が行なわれました。患者さんの移動に伴う介助は、思わぬところで患者さん自身に負担を伴うだけでなく、介助者も故障を起こしかねません。理学療法士の皆さんの分かりやすい説明と、丁寧な手法の説明で有意義な研修をしていただきました。

【主な内容】
①ベッドに寝ている患者さんの起き上がりから座るまでの介助法
②車いすの患者さんの立ちあがりから方向転換、ベッドなどへの着座法
③自身で立ち上がれない患者さんの車いすからベッドへの全介助法
④ベッドに寝ている患者ストレッチャー等への移乗法

参加者数は検査部門5名、放射線部門17名、リハビリテーション部門7名、臨床工学部門7名で総数36名でした。
AED安全使用研修会
(第3回医療技術部研修会)が開催されました

 
5月24日(火)17:40からイノベーションセンター2Fのスキルスラボで、AEDの安全使用を目的としたBLSコースの研修が行なわれました。
高度救命救急センターの吉矢先生をインストラクターリーダ―として、同センター医師5名、看護師3名の協力を得て、医療技術部の各部門からインストラクターを8名選任して研修会を開催しました。
 心肺停止者に対する蘇生法として一時救命処置の正しい知識と適切な処置を12班に別れて、ビデオを視聴し解説を受けながら、実習形式で実践的なトレーニング研修を真剣に、そして和気あいあいと行ないました。
 参加人数も検査部門:16名、放射線部門:30名、リハビリ部門:14名、臨床工学部門:9名、合計69名と多くの方が参加されました。
2016年512日(木)1730分から新規採用された技術職員に対し、医療技術部のオリエンテーションを兼ねた研修会(第2回医療技術部研修会)が開催されました。

先ず、各部門技師(士)長による部門紹介が、放射線部門・検査部門・リハビリ部門・臨床工学部門の順に行われた。そのあと、参加者全員で各部門の主要な業務場所の見学に回り、詳しく実際の説明を受講しました。部門によっては新規採用者が自ら業務の説明をするところもあり、早くも成長ぶりを発揮していました。
尚、今年度の新規に採用された方は多く、検査部門9名・放射線部門10名・リハビリ部門12名・臨床工学部門8名の方々が参加されました。
 
2016年度第1回医療技術部研修会
個人目標管理「2015年度の活動報告と病院の現況


本年度から就任された新医療技術部長の吉田 靖先生から、医療技術部の組織と活動報告、ならびに病院の現状と動向について講演がありました。
【主な項目】
 ①人事、組織の変更
 ②待遇と業務改善
 ③医療技術部研修会
 ④病院の経営と施設の充実
 ⑤研究倫理
 ⑥公的資金の不正使用防止
 ⑦個人情報の保護
 ⑧個人目標管理と設定方法
 などについて


参加者数は検査部門59名・放射線部門39名・リハビリ部門23名・
臨床工学部門21名で総参加数は142名でした。


 
① ABO血液型メジャー不適合成人生体肝移植におけるリツキシマブ投与例、非投与例の抗A・抗B抗体価の推移とFFPの使用状況
                                                                 検査部門 輸血部 細川 美香技師
 リツキシマブを移植2週間前に投与することで、抗体価がリバウンドを示すことなく、血漿交換も施行することがなかったことを報告した。
② Dual energy CT による SPECT 減弱補正                 放射線部門 核医学検査室 山田 幸子技師
 人工関節など目的臓器周辺に高吸収物質がある場合に、 Dual energy CT から減弱補正係数を求めることによって高吸収物質からの影響を除いた SPECT 画像が得られる手法があることを示唆した。
③ 分岐部病変の経皮的冠動脈インターベンション(PCI)における Ootical Frequency Domain Imaging 3D機能の有用性
                                                       臨床工学部門 心臓カテーテル室 瀧北 佳子技士
 光干渉断層法 (OFDI) を用いることによって分岐部病変がより詳細に観察が可能になり、的確なPCIが実施可能になったことを紹介した。
④ オンコロジーセンター棟AYAルームの運用体制作りと実際の運用について   リハビリ部門 保健医療福祉ネットワーク部 東井 申雄技士
 Adolescent and Young Adult (AYA) 世代の孤独を防ぎ、治療を意欲的に受けてもらうための支援ルームの開設に苦労したことや、これからの課題などについて紹介した。
2015年度第12回医療技術部研修会 (個人目標管理:成果発表)

 本年度最後の医療技術部研修会は1年を通して、各部門の学術研究の中から代表的なものを発表していただきました。各部門の専門的な発表で難解な部分もありましたが、素晴らしい発表に技師(士)どおし互いに刺激し感化されました。         
参加者数は検査部門42名・放射線部門24名・リハビリ部門17名・臨床工学部門16名で総参加数は99名でした。



2015年度第11回医療技術部研修会 (スキルアップ講座:土`井医療技術部長講義)

 本年度をもちまして土`井医療技術部長は阪大病院を退官されます。土`井部長は平成20年4月に奈良県立奈良病院から
当院の診療放射線部門に副技師長として就任され、平成21年4月から技師長・副医療技術部長を兼任されました。
平成24年4月には当院医療技術部長に就任され、医療安全研修・疾患部位別研修・スキルアップ研修など、大胆な医療技術部の改革を勧められ、持ち前の陽気さと気さくな人柄で、主任者会や呑み会で技師(士)間の交流にも力を注がれました。
 今回は土`井部長の永い技師生活や地道な学会活動を通して、後輩技師(士)たちに対して心することをお話していただきました。(右、講演内容要約です)
参加者数は検査部門36名・放射線部門18名・リハビリ部門21名・臨床工学部門16名で総参加数は91名でした。
① 超音波検査装置(三次元画像描出など))    検査部門  朝田 佳代子技師
従来の装置では取り込めなかった微細な血液流速画像を、モーションアーチファクトをのみの除去が可能になり、流速の遅いフローを描出するSMI処理をする超音波検査装置が紹介。腫瘍周囲の微細な血流が描出され診断に大きく寄与される。
③ 運動麻痺に対する最近のリハビリテーション    リハビリテーション部門  加藤 直樹技士
手指の能力を回復するために神経を刺激することで物を掴むことができるようになることや、歩行障害を回復するためのトレッドミル法やウェラブルロボットによる歩行補助等ニューロリハビリテーションについて紹介された。
④ ダ・ヴィンチ(遠隔ロボットアームによる内視鏡外科手術)    臨床工学部門  中西 一仁技士
三次元カメラにより、まるで患者の体内に入り込んだような鮮明な立体画像が得られ、自在に稼働する内視鏡鉗子を操作する手術支援ロボットを紹介。
作業効率が向上し、出血が少なく傷口も小さく術後の入院日数も短くなった。
② サイバーナイフ治療装置(ロボットアームを利用した放射線治療)    放射線部門  太田 誠一技師
ロボットアームを用い目的部位の形状に合わせ計画した線量分布に沿ってあらゆる角度からの追尾機能を備え、ターゲットに対し高精度(ピンポイント)にX線を照射できる放射線治療装置を紹介された。
2015年度第10回医療技術部研修会 (最新医療機器勉強会)

 新年を迎えた1月21日に医学部棟2階C講堂において、初めての試みとなる各部門で活躍する最新の装置や治療方法のトピックスを紹介する研修会が開催された。紹介された装置はこれからの医療の方向性が示され、部門超えて興味を抱くものであった。

参加者数は検査部門38名・放射線部門34名・リハビリ部門18名・臨床工学部門16名で総参加数は106名でした。

④ 脳卒中後の言語障害~失語症について~     リハビリ部門  浮田 弘美技士  
失語症とは、聴く・話す・読む・書くことの機能を失う脳障害によるもので、一般的に判断が難しく認知症と間違えられることがある。
当院に来られる患者の実例をあげ、コミュニケーションや診断、治療の難しさを講義
③ 心肺停止蘇生後低体温療法による脳障害治療     臨床工学部門  田原 卓矢技士
当院には低体温治療を目的とした装置として、サーモガードシステムとArctic Sun がある。VFに至る前に低体温による温度管理することが有用で、AHA・JRCのガイドラインや適応と副作用等の講義
② 脳卒中の画像診断     放射線部門  東 丈雄技師
脳卒中の画像診断に求められる判断基準と治療方針の決定に迅速性が求められる。救命救急センターにおける血栓除去術の実際と機能回復に至るまでの現状の講義
① 心原性脳塞栓症と臨床検査     検査部門  岸 可那子技師
心疾患の心房細動などに発生する血栓は比較的大きく、太い血管を閉塞し広範囲の機能障害に至る。血栓の発生機序と血液検査による判定のメカニズム。血栓が発生しやすい要因とその予防の講義
2015年度第9回医療技術部研修会 (第7回疾患別統合勉強会)

 12月3日に医学部棟3階E講堂において、疾患に対する各部門の取り組みや知見を発表する統合勉強会が開催されました。今回のテーマは「脳疾患・Part2」ということで、各部門独特の切り口で発表していただき、大変興味深い勉強会になりました。

参加者数は検査部門32名・放射線部門28名・リハビリ部門21名・臨床工学部門18名で総参加人数は99名でした。
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第2回主任者会議が開催されました

 11月19日にL階カンファレンス室において、各部門の主任者が集合し、スタッフと自らのスキルを向上させるための討論会形式の会議が開催されました。今回は「学会研究の指導方法について」のテーマで、①どのように推奨するか②どのレベルまで求めるか③業務に取り入れられるか④全員に同じように求めるか⑤そのように育てるか⑥さらに発展させるためになどの各論について討論された。
参加者数は、検査部門11名・放射線部門14名・リハビリ部門5名・臨床工学部門4名でした。
スキルアップ講演  平野賢一先生(循環器内科)
第7回医療技術部研修会


10月22日(木)に医学部A講堂において循環器内科の平野先生より、「中性脂肪蓄積心筋血管症・一日でも早くこの難病を克服する」をテーマに講演していただきました。

【講演要旨】
 
正常では心臓に蓄積しない中性脂肪が、心臓の細胞内の代謝異常によって脂肪が蓄積する疾患を平野先生が発見された。現在、遺伝的疾患として原発性で国内に4人、世界にも40人程度の希少な疾患であるが、特発性も発見されている。
 
この疾患の特徴は心臓を機能させるための中性脂肪は取り込めているが、それを使えずどんどん溜まっていく状況にあり、心臓移植を必要とする程に機能が低下することである。
 
疾患の原因をさまざまな手法を駆使して究明し、症状を改善するための食事療法等を考案し、現在は大阪大学で医師主導の治療薬の治験を実施されている。

 
今回の先生の講演を通じて、科学研究のプロセス(実験系の組み立て、仮説の立て方)や発想・着想のよりどころとモチベーションの在り方について学ぶことができました。「20回実験すれば19回は失敗だ」と言うことと、「初心忘れず、人のつながりを大切に、一日一日一歩ずつ」という言葉で講演を閉められた。ありがとうございました。
参加者数は検査部門40名・放射線部門26名・リハビリ部門21名・臨床工学部門15名でした。

※10月29日に診療棟L階カンファレンスルームにおいて、同内容のVTR研修を開催しました。
参加者数は検査部門30名・放射線部門17名・リハビリ部門18名・臨床工学部門2名で、本研修会の総参加人数は169名でした。
 
 
各部門の事例から学ぶ医療安全(第6回医療技術部研修会)が開催されました
 2016年9月15日(木)に医学部 C講堂において、各部門の業務通して医療安全の取り組みや注意喚起の研修を行いました。
参加者数は検査部門 35名、放射線部門 36名、リハビリテーション部門 28名、臨床工学部門 17名で総数 116名でした。

主任者会議記録2015.11.19

Current Topics
組織体制・運営
 本院の管理下で使用する医療機器の安全を確保するため、医療機器安全管理責任者を置き病院長が委嘱している。医療機器安全管理責任者は医療技術部長又は同副部長をもって充て、次に挙げる業務を必要に応じて医療機器安全管理小委員会・医療機器安全管理委員会の協議を経て実施する。

① 医療従事者に対する医療機器の安全使用のための研修の実施
② 医療機器の保守点検に関する計画の策定、及び保守点検の適切な実施
③ 医療機器の安全使用のために必要となる情報、その他の医療機器の安全使用を目的とした改善のための方策の実施
④ その他、医療機器の安全管理に関し必要と認める業務
医療機器安全管理関連
主な活動予定
主な活動報告
部門の構成人数と配置先
 医療技術部長を中心に各部門の技師(士)長を兼務する3名の副部長と、各部門の副技師(士)長、主任の体制をとっている。各部門の運営調整のために医療技術部運営委員会を設置し、実務運営として部長、副部長、部長補佐から成る運営企画会議を毎月開催して検討をしている。また、各部門の主任から成る主任者会議を開催し、「理想の主任とは~主任の役割~」等をテーマに議論を交わし、コミュニケーションの活性化を図るとともに環境改善と課題解決に役立てている。全ての技師(士)を対象にして医療技術部研修会を11回(2014年度)開催し、医療安全や医療機器安全管理に関わる研修会、人材育成をテーマにしたスキルアップ研修会、さらに各部門の専門業務の情報交換として「疾患別統合勉強会」など、医療技術部職員としての見識と医療技術部の連携を高め、部門間の情報の共有と知識の融合を達成し、病院への貢献度を高めている。
吉田医療技術部長
 近年の医療技術の進歩は目覚ましく、臨床から求められる専門知識と専門技術は年々高度になり、医療技術者による一層の活躍が望まれています。しかも、医療の様々な分野では専門特化した技術を医療に提供できる構造ができあがり、医療技術者が果たすチーム医療は多様化の様相を呈しています。このような職務体制の細分化は専門技術を極めることには優れていますが、より効果的に発揮するには俯瞰的・概念的に医療技術職全体を把握しておく必要があります。

 医療技術部という組織は、医療技術職員に相互理解とリスペクトの機会を与え、社会人として職業人として成長させるものでないといけないと考えています。そのために全職務に通じる医療安全に関わる研修と、それぞれの専門技術の情報交流から、職務のスキルアップを図るための研修を企画しています。また、人事と業務管理の一元化により、より効率的に病院組織と医療に貢献できる組織の構築を目指しています。
2017. 4. 1
 人員構成は、検査部門(臨床検査部・輸血部・病理部などの臨床(衛生)検査技師で構成)、放射線部門 (診療放射線技師で構成)、リハビリ部門(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士・臨床心理士などで構成)、臨床工学部門(MEセンター・手術部・集中治療部・放射線部・血液浄化部などの臨床工学技士で構成)の4部門・約240名となっています。

 患者さんを中心とした安全で安心できる質の高い医療を提供するために、院内の医療機器の適正使用を一元管理するとともに、医療技術者として専門知識と専門技術の修得に励み、チーム医療として医師や看護師、事務職員などの他職種に積極的なサポートができる環境を構築しています。その結果により大阪大学医学部附属病院が、国民と地域の医療に貢献できることを願っています。
 
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  当部は10職種の国家資格を有する医療技術職員から構成され、検査部門、放射線部門、リハビリ部門、臨床工学部門の4部門に属し、20の診療科やセンター等の各配置先で当部の技師(士)がコミュニケーションを取って業務に就いている。 
 
職種に共通する業務(例)
① 超音波検査センターで診療放射線技師と臨床検査技師の共同による検査体制を実施
② 心臓カテーテル検査の医療機器の操作管理で診療放射線技師と臨床工学技士が実施
③ 手術部におけるハイブリッド手術の手術手技の補助操作で診療放射線技師と臨床工学技士が実施
④ 負荷心電図や呼吸機能等の一部生理機能検査で臨床検査技師と理学療法士が実施
⑤ ハートセンターのVAD装着患者に対するケアで理学療法士と臨床心理士、臨床工学技士が実施

  

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