2018年3月23日(金)に事業報告会を開催しました。事業管理委員会の委員の方々にお集まりいただき、外部評価結果の報告や、5年間の事業のまとめである事業報告書について報告を行いました。
2018年3月10日(土)、AP大阪淀屋橋にて、大阪4大学総合診療科合同企画「Dr.藤沼流 ケースカンファレンス」を開催しました。大阪医科大学、関西医科大学、大阪市立大学、大阪大学による企画となる本セミナーでは、日本医療福祉生協連合会 家庭医療学開発センターの藤沼康樹先生によるご講演とグループディスカッションが行われました。
以下、アンケートより抜粋
・具体的なアプローチの話が聞けて良かったです
・多施設、他大学の先生と、普段と違う観点でディスカッションができ、興味深かったです。藤沼流、ずっと聞いていたかったです。
・藤沼先生のコメント一つ一つが大変勉強になりました。
・症例から教育イシューを30引き出す、という話がなるほどと思いました。
・セミナーの議題も藤沼先生も最高でした。
・とても面白かったです。次も期待しています。
・身体診察にも診断以外にもfollow upやfeeling touchの効果があること等、病棟実習に活かせるような内容が多かったです。
・学ぶことがたくさんありすぎて整理できません(いい意味です)。
・学生でもわかりやすく、学びが多かったです。今後も学生も参加できる会にしていただけると嬉しいです。
このセミナーを以って本事業の講演会は終了いたしました。参加者の医師・医学部生が楽しみながら多くを学ぶことができました。藤沼先生、本当にありがとうございました!
この「大阪4大学総合診療科合同企画セミナー」は、年4回開催していく予定です。ぜひ次回もお楽しみに!
2017年12月21日(木)に吹田市と共催で、千里ニュータウンプラザにてケアマネ塾を開催しました。多くのケアマネージャー、介護従事者の方々にご参加いただきました。
前半部分は、本学の小黒特任助教が「脳卒中に関連する後遺症」について講演を行い、「脳卒中とは」、「脳卒中に伴う障害とは」、を分かりやすくお話ししました。
後半のグループワークでは、本学医学部5年生の学生も講師として加わりました。参加者の皆様が日ごろから苦労しておられることを話し合い、講師への質問が飛び交いました。
以下アンケートより抜粋
・グループワークで具体例が出て、先生に質問できたのが大変勉強になりました。
・とても参考になり、認知症の部分も理解できました。あいまいでした脳の病気に少し理解できました。
・医学的な事でいろいろお答えいただき、参考になり、帰って利用者さんと向き合っていきたいと思いました。
・Dr.、医学部生と直接話ができる機会が少ないので、質問に答えて頂けてありがたかったです。
・後遺症とは気づかなかった症例もあり、やはり正しい理解が必要だと感じました。
・脳卒中の後遺症の方はたくさんいるのに、回復期以降のリハビリ体制が手薄すぎることを実感。
第3回に引き続き、初心者のための臨床研究デザイン入門(第4回・第5回)を開催しました。
【2017年10月23日(月)】第4回「ランダム化比較試験の基本:PROBE trial って何?」
【2017年11月20日(月)】第5回「症例対照研究の基本:exclusion bias って何?」
今年度は7月から始まり、11月まで毎月行われたこのセミナー。参加人数は徐々に減ったものの、その分、さらにインタラクティブなセミナーとなり、参加者の満足度が非常に高いものとなりました。アンケートを毎回参加者に書いていただいていますが、最終回(第5回)は、「セミナーに点数をつけると?」の質問で、「100点」との回答を多数いただきました。
講師の山本陵平先生には、昨年から2年にわたりご講演いただき、大変お世話になりました。ありがとうございました!
2017年11月17日(金)、緩和医療講演会を開催いたしました。緩和医療の世界では高名な、淀川キリスト教病院の池永昌之先生をお招きし、「緩和ケアが大切にしていること」というタイトルでご講演頂きました。学部生のみならず、医師・看護師が参加し、積極的なディスカッションが繰り広げられました。
以下、アンケートより抜粋
・末期がん患者の鎮静について総合的理解が得られた。
・緩和ケアの基本的な視点から応用までとても勉強になりました。
・患者の思いや意志だけでなく、家族の思いにも配慮することは、緩和医療はもちろん、医療全体に当てはまる大切なことだと思いました。
・具体的な鎮静薬の特徴も交えてお話し下さったので、大変勉強になりました。
・今後、高齢患者が確実に増えるので、学生時代にこのテーマについて学べて良かったです。
・望ましい死を迎えるために重要なことや、鎮静に対する考え方、受け止め方について、患者・家族と医師では異なっていることが分かりました。患者・家族の思いをきちんと聴いて、理解する必要があると思いました。
参加者の方々にとって、大変意義あるご講演でした。池永先生、ありがとうございました!
2017年11月2日(木)、AP大阪梅田茶屋町にて、総合診療医セミナーHandaiGPS(第7回)を開催しました。本事業特任助教の小黒先生が企画された本セミナーを、本事業助教の中神先生がアレンジして企画されました。日本医療福祉生協連合会 家庭医療学開発センターの藤沼康樹先生をお迎えし、講演「若手医師、指導医が知っておくべき家庭医療学」とグループワーク「BPSモデルで考えてみよう!」という内容で行われたこのセミナー。グループワークでは、卒後何年が経過しているかによって分けた6グループでBPSモデルを学び、模造紙を使って発表する形式を取りました。
以下、アンケートより抜粋
・実際に臨床で活躍なさっている先生方に議論していただき、それについてお互い知識を深め合うといったようなことは、他ではまず出会うことのないことなので、大変新鮮でした。
・身体所見を取ることについて、healingの効果があるというお話を伺って、今技能実習で行っている身体診察の重要性を分かって取り組むことができそうです。
・家族療法をもっと学びたいと思った。
・藤沼先生の最後のまとめが大変勉強になりました。
・BPSモデルについて系統化された話を聞けて良かった。
・日常なんとなく取り組んでいた診療内容の整理方法を学ぶことができた。
・知らなかったこともたくさんありましたが、どのお話・意見・発表も目から鱗で、家庭医療、総合診療にさらに興味がわきました。
今回、大阪府下の病院、大学関係者、開業医の方々が参加し、とても内容の濃いグループワークとなりました。藤沼先生、ご講演・ご指導、誠にありがとうございました! 本事業では、本年度中に同様のセミナーを開催することを検討中です。そちらもお楽しみに!
2017年10月3日(火)に、事業管理委員会(第7回)を開催しました。今回は、コースの進捗状況、地域や他大学との連携についての報告を行い、内部委員の皆様から意見を頂きました。
2017年10月3日(火)、事業推進協議会(第7回)を開催しました。地域の外部委員と大阪大学の内部委員が集まり、先に行った事業管理委員会の進捗状況を基に、地域連携等について意見交換と協議を行いました。
第1回に引き続き、初心者のための臨床研究デザイン入門(第2回・第3回)を開催しました。
【2017年8月21日(月)】第2回「コホート研究の基本1:confounding by indicationって何?」
【2017年9月25日(月)】第3回「コホート研究の基本2:survivor treatment biasって何?」
セミナー受講者の声
・前回の復習があったので理解が深まりました。ありがとうございました。
・難しかったですけど、とても勉強になりました。
・ざっくばらんな研究デザインの話と、わかりやすい例えをもとに聞けて、とても勉強になりました。
アンケートを参加者に書いていただいているのですが、次回のセミナー参加希望者が、毎回【100%】となっており、大変好評をいただいております!
本セミナーは、今年度は後2回開催の予定です。
2017年9月17日(日)、島根大学医学部附属病院に本事業の有志の9大学が集まり、ミニフォーラムを開催しました。
大阪大学からは、ロボット開発を目的としたBコースの研修・活動について、Bコース実務担当者の増田大作 特任助教より報告し、今後の事業継続を見据えた事業全体の活動報告を樂木宏実教授より報告いたしました。
全体討論では、各大学の事業継続に関する積極的なディスカッションを行い、今後の総合診療医の養成へのモチベーションを高めました。
参加大学:三重大学・大阪大学・岡山大学・長崎大学・長崎純心大学・新潟大学・島根大学・神戸大学・兵庫医科大学
開催内容:各大学コース生の研修・活動報告
各大学による活動報告(継承事業を見据えて)
全体討論
通常は日本の各地でそれぞれの事業を実施しておりますが、今回のように同じ目的で事業に取り組む仲間が一同に集まって議論を行い、情報を共有し、連携を深めることは、非常に有意義な活動であると、認識を新たにして閉会いたしました。
2017年9月17日(日)、島根大学医学部附属病院にて、総合診療医育成セミナー「日本代表MeTs ~伝説はIZUMOここから~ 」を開催しました。
※ MeTs=Medical Talking for students
文部科学省の「未来医療研究人材養成拠点形成事業」の一環として、本事業関連大学を中心とした大学の医学部生が集まり、将来のリーダーとなる人材を育成する目的で開催しました。
大阪大学から、総合診療勉強会「大阪どまんなか」の代表:清田敦子さん(大阪大学 医学部医学科6年生)と副代表の山本晴香さん(滋賀医科大学6年生)が発表しました。
2017年9月8日(金)、北千里dios1番館にて、市民公開講座を行いました。
講演① 健康長寿のための糖尿病との付き合い方
赤坂 憲先生(老年・総合内科学 助教)
講演② 認知症にならないために今日からできること
武田 朱公先生(臨床遺伝子治療学寄附講座 准教授)
講演③ レジスタンス運動で老いを克服(講演・実技)
安延 由紀子さん(老年・総合内科学 理学療法士)
参加者:134名
講演①では、糖尿病の説明に加え、食事の採る順番によって血糖の上がり方が調整できることを教えて頂きました。講演②では、もの忘れと認知症の違いや、糖尿病が認知症の原因であることについてお話し下さいました。講演③では、第1回同様、転倒予防トレーニングを実技を交えて教えて頂きました。
今回も多くの方にご参加いただき、大盛況となりました。ご協力いただいた北千里地区公民館の方々、ありがとうございました!
2017年9月7日(木)、ウィメンズヘルス勉強会を開催しました。
池田 裕美枝先生(京都大学医学部附属病院 産婦人科)のリプロダクティブ・ヘルスに関する講演には、医師を中心とした医療関係者と大学の教職員にご参加いただきました。具体的な数字をあげながら、わかりやすく日本の現状と世界の状況を説明していただきました。
2017年8月24日(木)、北千里dios1番館にて、市民公開講座を行いました。
講演① 健康長寿は減塩と血圧管理から
樂木 宏実先生(事業推進責任者、老年・総合内科学 教授)
講演② あなたは要介護予備軍?フレイルを知って介護予防
杉本 研先生(老年・総合内科学 講師)
講演③ レジスタンス運動で老いを克服(講演・実技)
安延 由紀子さん(老年・総合内科学 理学療法士)
参加者:107名
講演①では、食塩の摂取量と血圧の関係、減塩のコツをお話し下さいました。講演②では、健康と要介護状態の中間であるフレイルについて、またフレイルと転倒の関係についてお話し下さいました。講演③では、転倒予防トレーニングを実技を交えて教えて頂きました。
会場内は、80代、70代の方を中心に賑わっていました。お友達を誘って来て下さった方も多く、帰り際に「来てよかった」と声をかけて下さったことが嬉しかったです。
いよいよ本事業が最終年度を迎え、最後の事業シンポジウムを開催いたしました。事業関係者の少数精鋭が集まり、これまでの実施報告に加え、今後の展望についてディスカッションを行いました。
2017年7月24日(月)に初心者のための臨床研究デザイン入門(第1回)を開催しました。このセミナーは、全5回(7月から11月まで)で統計を含む臨床研究のデザインを初めての方にわかりやすく学んでいただくためのセミナーで、時事例を挙げて順序立てた解説の後、受講生がグループでディスカッションする形式です。
昨年から大好評の講師の山本陵平先生(大阪大学 キャンパスライフ健康センター 講師)の、今年度の第1回目の講義を受けた方の感想はコチラです。
・満足
・次回も受講します
・こんな分かり易い授業は初めて
・学生の時に受けたかった
本日の第1回では、臨床研究に関するスキルはもちろん、様々な側面から物事を考える思考方法を身に付けることは重要だと認識を新たにいたしました。
2017年7月17日(月)に総合診療勉強会「夏サミット」を開催しました。今回の総合診療勉強会は岡山大学との共催で、大阪どまんなかと中四国若手医師フェデレーションがタッグを組み、岡山大学の西村先生主導のもと企画された内容でした。当日は67名の方に御参加頂き、成功裡に終了致しました。
2017年7月9日(日)に未来医療3大学合同セミナー「ジェネラリストから学ぶプライマリ・ケアで役立つ身体診察」を千葉大学医学部附属病院にて開催しました。
このセミナーは、千葉大学、東京慈恵会医科大学、大阪大学の3大学による共催で、各大学のジェネラリストが講師となってお教えするフィジカルセミナーで、受講者の方は、4グループに分かれて眼底診察、神経診察(腱反射)、循環器診察(頸静脈圧測定・奇脈)、筋骨格系診察(VDT症候群の診かた)をローテ―トし、学んで頂きました。
後半戦では、各大学の総合診療医養成の取り組みに関するシンポジウムを開催しました。
2017年7月8日(土)に大阪ジェネラルマインド医師養成セミナーを開催しました。このセミナーは、大阪医科大学総合診療科と共同で開催し、近隣病院の総合診療科の先生方にも多数、企画に加わって頂きました。
当日は、症例検討や質疑応答のコーナー、講演など盛り沢山な内容に、医学部生から指導医クラスの先生方まで、約70名の方に御参加頂き非常に盛り上がりました!!
2017年6月24日(土)に総合診療勉強会「第10回大阪どまんなか」をナレッジキャピタルカンファレンスルームにて開催しました。詳細はこちらをご覧ください。