高校生密着プログラムを実施しました2017年09月29日

　本院心臓血管外科では、この夏、医学部を目指す高校生16名を受け入れ、早期医療体験プログラムを実施しました。高校生たちは月曜から金曜までの５日間、早朝から医師と行動を共にして、実際の医療現場を体験し、救命の最前線で「なぜ医師になりたいのか」を考え、「医師になる覚悟」を学びました。

　手術見学では特別に許可を得て、心臓移植手術にも立ち会いました。医局では縫合の練習などにも挑戦し、四苦八苦しながらも高校生たちからは笑顔がこぼれました。この他、カンファレンスや外来を見学し、病棟では移植を待つ子どもたちと触れ合いました。患者さんやドナーのご家族の思いも、医師の責任も間近で感じとり、命の重みを真剣に考えるきっかけになったようです。医療に携わる厳しさ、やりがいを体験し、参加した高校生たちにとって、医師を志す気持ちを新たにした夏休みとなりました。