ご挨拶

Greetings to our patients

胎児診断治療センター長

妊婦さんとご家族のみなさんへ、よりよい医療とケアを提供できるように。

近年、負担の少ない種々の診断技術の進歩により、多くの赤ちゃんの疾患が生まれる前に診断されるようになってきました。出生前に診断することにより、生まれてからの治療を円滑に始めることで、お母さんや赤ちゃんにとって負担が少ないより良い医療を提供できるようになりました。

一方、出生前診断される疾患の中には、生まれる前から治療を始めることで、赤ちゃんにとってより良い結果が期待できるものもあることもわかってきました。この様に、生まれる前に見つかる疾患の診療に当たっては、正確な診断技術に加えて、疾患や治療に関する最新の情報が必要となります。

こうした診療を安心して受けていただくためには、お母さんだけでなく、胎児を一人の患者さんとみなす、新たな診療体制が必要となります。当胎児診断治療センターでは、胎児の疾患に関わるすべての診療部門が連携し、産まれてくるお子さんとそのお母さんにとって、最善の治療と安心を提供することを目指しています。

胎児診断治療センター長
奥山 宏臣