母と子の治療のサポート

Social supports

医療費のサポート(制度・お金)

治療費について

生まれてくるお子さんの治療費については公費制度が適用になります。
疾患や病態によって適用になる公費制度が異なるため、外来受診時に医療ソーシャルワーカーがご案内いたします。

妊娠・出産で使える社会資源

高額療養・限度額適用認定
医療費が高額になる方に対し、申請により医療費の助成をする制度です。
「限度額適用認定証」の手続きをすることによって、医療機関窓口での支払いが、自己負担の上限額分と保険診療外の金額のみになります。
【対象】 健康保険に加入している方
※健康保険によって、付加給付がある場合もあります。申請の際に、窓口でご確認ください。
【助成内容】
支払った医療費のうち、自己負担上限額を超えた分が健康保険から支払われます。
【窓口】
国民健康保険の方は、市役所の国民健康保険係、社会保険の方は、協会けんぽ、共済組合、健保組合など加入している保険者。

子どもの病気への公費制度

養育医療
2000g以下で生まれた赤ちゃんや、入院しての養育が必要と医師が判断した赤ちゃんの退院までの入院費 (保険診療分・食事代)を助成する制度です。
【窓口】
各自治体の担当窓口(区市町村役場または保健所)
自立支援医療(育成医療)
身体に障害のある児童に対し、主に外科治療(手術代)の医療費を助成する制度です。
【窓口】
各自治体の担当窓口(区市町村役場または保健所)
小児慢性疾患医療費助成制度
国が認める疾患に該当するお子さんの入院費(保険診療分・食事代)及び外来医療費(保険診療分)を助成する制度です。
【窓口】
各自治体の担当窓口(区市町村役場または保健所)
乳幼児医療
疾患に問わず、医療保険加入している子ども全員が対象となる医療費助成制度です(市区町村によって助成費用は異なります)。
【窓口】
各自治体の担当窓口(区市町村役場または保健所)

出産後の育児サポートについて

生まれてくる子の育児について不安を抱えるご家族は少なくありません。
医療スタッフがお話を聴きながら、安心して育児ができる環境を医療ソーシャルワーカーが整えていきます。

①保健所の新生児訪問や母子保健担当の保健師との連携
出産されたら、母子担当保健師と連携を取り、退院後に保健師が訪問、様々な相談に応じます。
②産前産後育児サポート
育児支援のヘルパー派遣サービスです。お住まいの市区町村でサービスの内容は異なります。
③訪問診療
自宅に定期的に医師が訪問し、病状を管理してくれます。費用は上記の公費対象です。
④訪問看護・リハビリ
自宅に看護師が訪問し、病状管理に加え、発育支援やリハビリなどを行います。
費用は上記の公費対象です。
⑤療育園
母子通園で発達支援及びリハビリを行います。
⑥児童デイサービスなど(通所施設)
その他、ご家族のニーズなどをお伺いしながら、育児サポートについて情報提供を行います。