教育の実施

2013年度

院内

研修医向け

研修医向け講習会「安全な診療のために(2):乳児の心肺蘇生」(2013.5.14)
(臨床研修医23名)
 平成25年度の第 2回として、乳児の心肺蘇生講習を行いました。院内救急コールや急変発見時の初動など、院内における急変対応を復習した上で、ガイドライン 2010に基づく「乳児の心肺蘇生テキスト平成24年1月改訂版(特別経費により作成)」に沿って、心肺蘇生と異物除去を実習形式でトレーニングしました。「実習形式でわかりやすかった」「繰り返し練習したい」などの声をいただきました。 研修医向け講習会
研修医向け講習会「安全な診療のために(1):医療チームの安全を支えるノンテクニカルスキル
~スピークアップとフォロワーシップ~」(2013.4.30)(臨床研修医35名)
 テクニカルスキル(知識や技術)とともに医療安全のポイントである、ノンテクニカルスキル、特にスピークアップ(声かけ)とフォロアーシップについて講義しました。
 さらに、ビデオ「Just a Routine Operation」を用いて、ブリーフィング(事前打ち合わせ)の重要性について、学習しました。受講者からは「とても分かりやすかった」「上司にも理解してほしい内容だと思う」との感想がありました。

多職種向け

医療安全セミナー(高度救命救急センター)~せん妄の診断と治療(2013.4.30)
(医師12人、看護師20人、その他3人)
 せん妄患者の診断と治療について、薬物療法を中心に、高度救命救急センターリスクマネジャーの協力を得て、神経科・精神科の谷向仁先生より講義して頂きました。アンケートでは、非常に勉強になった、明日からの診療に役立てたいなどの声が寄せられました。
新入職員オリエンテーション(2013.4.1)(50分)
(臨床研修医・看護師・医療技術職員等 計220人)
 多職種の新採用者に対して、医療安全の9つのポイント(患者の確認、物の確認、患者と物の確認、知識の習得・確認、カルテの記載、患者評価・観察、ノンテクニカルスキル、重大インシデントの対応、インシデントレポート)を説明しました。演習では、院内救急の際の応援要請の唱和を行い要請方法を学習しました。また、輸液実施のシミュレーションを通して、患者確認における「同定」と「照合」の正しい方法を学習しました。参加者からは、「同定や照合、CPRコールは声が出せる自信がなかったので、体験できてよかった」「思い込みやエラーが大きな事故につながることがわかった」等の感想が寄せられました。