本院では、1995年よりデータウェアハウス(DWH)を構築しています。現在、DWHは、約200テーブルあり、約100万人の診療データが蓄積されています。DWHのテーブル構造は、少なからず電子カルテに依存しており、複数のテーブルを結合し、データを抽出・加工しなければ目的のデータが抽出できないため、本院では、医療情報部がデータ抽出サービスを実施しています。
2012年度の依頼件数は約500件でした。どのような依頼があったのかを大まかに分類したところ、データ抽出タイプは(1)診療統計 135件、(2)症例検索 326件、(3)分析データ抽出 25件、(4)疾患情報 14件となっています。これらの検索には処方、注射の投薬情報や病名といったデータ種が多く使われていることがわかっています。
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