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臨床研究(過去分)
 近年、治験を代表とする臨床研究や疾患レジストリの重要性が認識され、学会や研究者グループで特定の疾患に関する臨床データを収集する活動が行われています。私たちの研究室でも複数の臨床研究を実施しています。さらに、CDISCといった標準規格を用いることで、電子カルテシステムに格納された診療データを、このような臨床研究に利用するためのシステム開発も行っています。

 血液検査結果によるがん早期診断支援システムの構築

 がんの治療成績向上には早期発見が最も効果的である。しかし、膵癌や胆嚢癌など、初期には症状が出にくく、発見が遅れるがんが少なくない。大阪大学医学部附属病院では1995年より病名、検体検査結果は病院情報システムに登録され、二次利用が可能である。本研究ではがん患者と非がん患者の血液検査データをデータマイニングする事により、がん早期発見を可能とする判別ルール抽出を目的とする。

 データマイニングで得られた判別ルールは複雑であり、人間の思考にあてはめる事は困難である。そこで得られた判別ルールを病院情報システムに組み込み、がんを疑う血液検査結果が得られた場合は、電子的に精密検査を促す警告を出すシステム構築を目指す。癌患者と非がん患者について、連結可能匿名化し、対応表を切り離した状態で、分析処理する。


 研究責任者: 松村泰志(大阪大学大学院医学系研究科医療情報学・教授)
 研究実施施設・事務局: 大阪大学大学院医学系研究科 医療情報学
 研究実施予定期間: 〜2015年3月31日


 卵巣癌レジストリ

 将来行われる進行・再発卵巣癌患者を対象とした臨床試験が滞りなく推進するようにするために、進行・再発卵巣癌の疾患レジストリを行う。進行・再発卵巣癌の臨床試験を計画する際に、被験者候補の数が正確に推定できると、無理のない計画が立ち、予定通りに推進することができる。

 再発卵巣癌患者について、連結可能匿名化した上で、データベースに登録する。


 研究責任者: 松村泰志(大阪大学大学院医学系研究科医療情報学・教授)
 研究機関代表施設: 大阪大学医学部附属病院
 研究実施事務局: 大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部データセンター
 研究実施予定期間: 〜2016年3月31日

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 DACS内文書 遠隔バックアップ環境の開発

 既存の院内の診療情報文書を、秘密分散技術を用いて暗号化かつ分散片化し、複数の拠点に設置するサーバに「遠隔バックアップ」するシステムを構築し、診療データが暗号化された形で遠隔地に安全に保存出来るかどうかの検証を行う。


 研究責任者: 松村泰志(大阪大学大学院医学系研究科医療情報学・教授)
 研究機関代表施設: 大阪大学医学部附属病院
 研究分担施設: 京都大学、愛媛大学、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
 研究実施予定期間: 〜2016年3月31日

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