医療技術部の特色
技術職の統合によるメリット
1.院内伝達の効率化
院内では様々な内容について、通知や周知、または返答する要件が多々あります。事務方からすると医療技術部でひとまとめにすることができ、スムーズに集約できるという利便性があります。
2.院内からの理解が得やすい
他職種の医療技術職員を統合することにより、人員の要望、待遇改善などにおいては個々で要望するより、医療技術部として取りまとめて要望する方がはるかに効果的であると言えます。
3.医療技術者間の連携が得やすい
組織的な統合だけでなく、医療技術部として研修会等のイベントに参加することで、他職種への理解を深め、互いにコミュニケーションを取りながら情報を共有することで、職場での関係性向上にも繋がります。
充実
異なる医療技術職員が同じ検査に携わるケースや、医療技術者による検査結果が別の医療技術部職員の業務に直接関与するケースが頻繁にあります。常日頃、研修会やイベントで交流があると、互いの情報を参考に、よりよい業務や職場作りに役立てることができます。
他の組織との連携
連携の仕組み
各部門の運営調整のために医療技術部運営委員会を設置し、実務運営として医療技術部長と副部長から成る運営企画会議を毎月開催して診療各科からの要望への対策や各種問題への対応を検討しています。
業務連携例
- 超音波検査センターで診療放射線技師と臨床検査技師の共同による検査体制を実施
- 心臓カテーテル検査の医療機器の操作管理で診療放射線技師と臨床工学技士が実施
- 手術部におけるハイブリッド手術の手術手技の補助操作で診療放射線技師と臨床工学技士が実施
- 負荷心電図や呼吸機能等の一部生理機能検査で臨床検査技師と理学療法士が実施
- ハートセンターのVAD装着患者に対するケアで理学療法士と臨床心理士、臨床工学技士が実施
相互研鑽
各部門の主任から成る主任者会議を開催し、「理想の主任とは~主任の役割~」等をテーマに議論を交わし、各職種間のコミュニケーションの活性化を図るとともに医療現場における環境改善と課題解決に役立てています。
また、全ての技師(士)を対象にして医療技術部研修会を10回(2021年度より)開催し、医療安全や医療機器安全管理に関わる研修会、人材育成をテーマにしたスキルアップ研修会、さらに各部門の専門業務の情報交換として「疾患別統合勉強会」など、医療技術部職員としての見識と医療技術部の連携を高め、部門間の情報の共有と知識の融合を達成し、病院への貢献度を高めています。
各部門の特色