医療技術部について

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代表者ご挨拶

代表者ご挨拶

藤埜 浩一
医療技術部長

 最近の医療技術は進歩が目覚ましく、各検査モダリティや臨床の医療現場ではより高度で細分化した専門的なスキルが求められる傾向にあり、各診療科からのこれらの要望に随時対応していくために、医療技術者のより一層の進化が必要となってきております。しかし、このような職務体制の細分化は専門技術を極めることには優れているものの、限られた人員の範囲でより効果的にその力を発揮するには俯瞰的・概念的に医療技術職全体を把握しておく必要があります。
当院では平成17年(2005年)に中央診療施設等における業務の円滑な遂行を図るため、医療技術職員を一元的に組織し、効率かつ適切な要員配置を行い、効率的な病院運営及び診療支援並びに患者サービスの向上に資することを目的として、医療技術部が設置されました。
医療技術部という組織は、医療技術職員に相互理解とリスペクトの機会を与え、社会人として職業人として成長させるものでないといけないと考えており、そのために全職務に通じる医療安全に関わる研修と、それぞれの専門技術の情報交流から、職務のスキルアップを図るための研修を企画しています。また、人事と業務管理の一元化により、より効率的に病院組織と医療に貢献できる組織の構築を目指しています。
人員構成は、検査部門、放射線部門、リハビリ部門、臨床工学部門4部門と医療技術部長直轄とする救急救命士を含め、定員数は計264名(2022年9月1日現在)となっています。(内訳:検査部門93名、放射線部門67名、リハビリ部門63名、臨床工学部門39名、部長直轄3名)
一方、患者さんを中心とした安心・安全で質の高い医療を提供するために、院内の医療機器を一元管理し、それら機器の適正使用に関する講習を医師、看護師およびその他の医療職に対象に実施しています。
我々は、医療技術者として専門知識と専門技術の修得に励み、チーム医療として医師や看護師、事務職員などの他職種を積極的にサポートできる環境の構築を目指しています。そして、医療技術部の活動により大阪大学医学部附属病院が、国民と地域の医療に貢献できることを願っています。