参加者 | 129名 |
---|---|
日 時 | 2025年9月4日(木)17:30~18:30 |
場 所 | 医学部講義棟A講堂 |
テーマ | 統合診療棟開設後の新しい見地 |
講演内容 |
講演1:『阪大アイセンターの紹介』
|
大阪大学医学部附属病院は統合診療棟移転を機に検査室を刷新。全自動質量分析装置をアジア太平洋で初導入し、業務効率化と柔軟な勤務体制を実現。創出された時間を学術研究や教育へ振り向け、大学病院本来の使命を一層推進する。
放射線部門は旧棟から新棟の地下1階および2階へ移転した。我々は開発初期から、検査室の動線や作業効率に配慮したレイアウト設計を進めてきた。
本研修会では、新棟における放射線部の概要紹介に加え、装置更新や部屋配置の変更によって作業効率がどのように変化したかを、具体例を交えて講演する。
一例として、各検査室の操作室をモダリティごとに一箇所へ集約したことで、動線の改善、人材育成・教育の効率化、スタッフ間の連携強化、そして医療安全の向上といった成果が得られた。
臨床工学部では新棟移転により、手術室・ICU・NICU・心カテ室・アイセンターなどで最新設備を活用し、安全性と業務効率の向上を実現しました。一方で新しい環境に伴う業務フローの安定化や人員体制の調整など、今後の課題も明らかになり、改善の糸口を得ることができました。
参加者 | 125名 |
---|---|
日 時 | 2025年7月16日(水)17:30~18:30 |
場 所 | 医学部講義棟A講堂 |
テーマ | アイセンターの紹介 |
講演内容 |
講演1:『阪大アイセンターの紹介』 副アイセンター長 崎元 晋 先生 講演2:『アイセンター各検査室の紹介~視能訓練士の立場から~』 主任視能訓練士 谷村 亜紀 さん |
アイセンターは視力や視野障害の患者に対して、様々な配慮を試みた設計となっている。手すりや天井のライトによる光の誘導、床に行き先を表記、音声案内、壁と床や入口のドアと壁など様々な場所にコントラストを付けたデザインが挙げられる。フロア全体の光の色調は、羞明(まぶしさ)を感じる患者に対してそれを軽減させる色合いになっている。また検査室が広くなったことで、以前より安全に患者を誘導できるようになり導線面が改善した。最新の機器も導入され、今後の手術件数の増加や治験研究にも対応していく必要がある。
参加者 | 134名 |
---|---|
日 時 | 2025年6月5日(木)17:30~19:00 |
集合場所 | 統合診療棟 B2階 放射線部カンファレンス室 |
テーマ | 統合診療棟の見学会 |
統合診療棟が5月7日に開設し、約1か月が過ぎました。今回の研修会は、医療技術部の他職種が日頃なかなか見ることができない、医療技術部の放射線部門(【B2】。放射線治療、【B1】一般・CT・MRI・心カテ・IVR・X-TV)、検査部門(【3F】生理検査・超音波センター・輸血細胞療法部・病理部)、アイセンター【6F】のスタッフエリアを見学し、設備や環境・規模を体験する見学説明会を実施しました。
参加者 | 125名 |
---|---|
日 時 | 2025年5月15日(木)17:30~18:30 |
場 所 | 医学部講義棟A講堂 |
テーマ | 疾患別統合勉強会(がん) |
がんの転移には走行性・リンパ節転移・播種性があり、血特に乳がんなどではリンパ節転移の評価が重要です。従来の病理診断では時間や人の負担が、大きく微小転移の検出が困難でした。OSNA法はCK19 「mRNAを迅速かつ高精度に定量でき、リンパ節全体を対象とすることで診断精度を向上させます。術中検査として導入されており、検査時間の短縮や信頼性の高さから、手術中の適切な判断を迅速に可能とし、早期発見・治療に大きく貢献しています。
Cryoablation 講演要旨
Cryoablationは、極低温により腫瘍細胞を不可逆的に破壊する低侵襲治療法です。腎機能温存が可能で、高齢者や手術リスクの高い症例に有効とされます。画像誘導技術の進歩でプローブ配置精度と治療安全性が向上しています。放射線技師には、高度な画像支援と手技理解による的確なサポートが求められます。
小児脳腫瘍におけるがんリハビリテーションについて紹介した。
がんリハビリテーションでは、各病期に応じて介入が求められる。当院では、治療期間中の回復的リハビリテーションが中心となるため、治療による副作用に対するリスク管理が重要となる。また、小児・AYA世代のがん患者に対しては、多職種連携による長期的な支援体制が必要である。
がん疾患患者などにみられる難治性腹水に対しての治療法であるCART(腹水濾過濃縮再静注法)について紹介した。
患者さんから取り出した腹水の濾過濃縮過程を医師の指示のもと臨床工学技士が行っており、その治療効果は腹水による腹部飽満間の軽減や自己アルブミン補充による腹水の貯留期間が延長などの患者さんの生活の質の向上に有効であることを説明した。
参加者 | 148名 |
---|---|
日 時 | 2025年4月3日(木)17:30~18:30 |
場 所 | 医学部講義棟A講堂 |
テーマ | 医療技術部の2024年度の動向 |
講演者 | 藤埜 浩一(医療技術部長) |
今年度、第1回目の医療技術部研修会を迎え医療技術部長より「医療技術部の2024年度の動向」と題して、医療技術部の設立経緯、規約、役割、組織構成等、医療技術部について解説と2024年度の活動報告として研修セミナー、阪大フォーラムなどの院内活動報告、また、医療技術部として携わる医療機器の安全管理体制の活動報告、特任から特例職員への登用に係る経緯、医療技術部の課題、個人目標の設定について講演がなされた。