生殖医療センター

生殖医療センターでは不妊治療目的の人工授精、体外受精および胚移植に加えて、がんなどの治療により引き起こされる妊孕能低下に対する妊孕性温存目的の配偶子等凍結保存を行っています。 胚培養士は採卵や胚移植で使用する器具の準備や培養器等各種機器の保守に加えて、採取された配偶子、胚及び卵巣組織等の取り扱い及び凍結保存管理を行っています。 具体的には、精子の調整や採卵時に回収された卵胞液から顕微鏡下での卵子の回収、体外受精、胚培養、胚凍結を行います。また、胚移植においては凍結胚の融解、医師による胚移植時の胚操作などを行います。 加えて、泌尿器科と連携した精巣内精子採取術における精子検索および凍結、また妊孕性温存目的の配偶子や胚の凍結及び卵巣組織凍結における卵巣組織の処理及び凍結を行います。 凍結保存した配偶子や胚及び卵巣組織を適切に保存管理することも胚培養士の重要な業務となります。