代表的な検査について

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CT検査

X線CTとは

X線CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、X線を利用して人体の輪切り像を得る検査です。コンピュータを用いた特殊な画像処理を行うことで体内のより細かな情報を得ることが可能です。血管や病変をより鮮明に映し出す造影剤というお薬を使用することで、病気を早い段階で見つけたり病気の性質を調べたりすることが可能です。

当院の装置 GE社 Discovery CT750HD TOSHIBA社 Aquilion One

頭部CT(検査時間:5~20分)

頭部CTでは頭の中の淡い病気の変化を鮮明に写し出すことが可能です(図1)。
脳内の出血(図2)や交通事故などによる骨折の状態を素早く、簡単に、なおかつ詳細に調べることが可能です。
専用のワークステーションを用いることで、撮影した画像を立体的に観察することが可能です(図3)。
造影剤を使用することで頭の中の血管の状態を調べることができ、立体画像を作成することにより脳動脈瘤などの診断を容易に行えます(図4)。

図1 図2 図3 図4

胸部CT(検査時間:5分~30分)

胸部CTでは5~10秒程の息止めをしっかりと行うことで肺の状態を細かく調べることが可能です。
肺に含まれる気管、血管、そして空気を最もきれいに観察できる検査です(図5)。1回の撮影であらゆる角度から観察可能な画像を得ることが可能です(図6)。より細かい画像を作成することで肺の末梢まで観察することが可能です(図7)。造影剤を使うことで血管の状態や病気の性質を診断できます(図8)。最近では、造影剤の使い方と特殊な撮影技術を使うことにより5~10秒ほどの息止めで、動き続ける心臓を鮮明に撮影することが出来るようになりました。動きの激しい数㎜の細い冠動脈をきれいに映し出すことが可能となりました(図9)。

図5 図6 図7 図8 図9

腹部CT胸部CT(検査時間:5分~20分)

腹部CTでは主に造影剤を用いて5~10秒程度の息止めで各臓器の状態を調べることが可能です。血管や臓器(肝臓、腎臓、膵臓など)をよりわかりやすく映し出すために点滴による造影剤を使って検査を行います(図10)。また、正確に診断を行うために、消化管(胃、腸など)をわかりやすく映し出す専用の造影剤を飲んでいただくことがあります(図10)。撮影された画像は、あらゆる角度から、また立体的な観察が可能です(図11、12)。CTで得られた画像は治療を進めるうえで大きな手助けとなります(図13)。

図10 図11 図12 図13

四肢CT胸部CT(検査時間:5分~10分)

四肢CT検査では、股関節、膝関節、手足などの撮影を行います。レントゲン検査では得られない立体画像が得られるため、手術計画や交通外傷などの診断に有効な検査です(図14)。

図14