令和元年度国公私立大学附属病院医療安全セミナー
国公私立大学附属病院医療安全セミナーは、大学病院で医療安全を推進するにあたって必要な専門的かつ実践的知識の習得や、最新のテーマを学習することを目的としています。
本セミナーは平成13年度から文部科学省主催・実施として開始され、平成16年度からは文部科学省主催・大阪大学実施となり、平成21年度からは大阪大学が主催・実施大学となりました。これまで蓄積したノウハウを活かして、「大学病院で行う科学的な医療安全」を目指してセミナーを企画、実施しています。
令和元年5月29日(水)
時間 | 内容 | (敬称略) | ||||||
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10:00~ | 開会挨拶
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10:05~ | 医療人養成のための取り組み
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10:35~ | 保健医療分野における科学技術の進歩と課題
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11:25~ | 患者さんのご意見から学ぶこと
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13:00~ | 麻酔の安全と質を高めるために看護師に何ができるのか?~周麻酔期看護事始め~
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14:10~ | 医療安全の視点から考える静脈血栓塞栓症 (VTE) 診療update
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15:20~ | 福井県済生会病院の組織改革「病院の差は職員の差」
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令和元年5月30日(木)
時間 | 内容 | (敬称略) | ||||||
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9:30~ | 画像検査重要所見の見落とし防止に向けて病院情報システムが持つべき機能
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10:40~ | 医療事故調査制度の概況について
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11:20~ | 模擬患者をうまく使ってみよう!~医療者コミュニケーション教育~
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13:20~ | 多職種連携による入退院支援「入退院支援室の役割」「持参薬管理室の役割」
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14:30~ | スムーズで安全な多職種連携の為に ~今歯科でなにが起こっているか・医科歯科連携からみえてきたもの~
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15:40~ | 医療安全への二つのアプローチ:Safty-I & Safty II
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16:00~ | 閉会挨拶
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概要
今回のセミナーの参加者は、国立大学病院から196名、公立大学病院から34名、私立大学病院から127名、文部科学省・厚生労働省から35名、他29名、計421名でした。
終了後のアンケートには291名(1日目)/285名(2日目)の参加者から回答があり、アンケート回答者の職種別の内訳は、医師37名/32名、看護師138名/142名、薬剤師44名/44名、技師15名/13名、事務職39名/38名他で、全プログラムを通じて、アンケート回答者の94%の方から「本セミナーの内容に満足」と回答いただきました。
また、「医療安全管理者研修をもう一度振り返り、改めて自分自身の役割と具体的な実践を考えることができた」「患者さんの意見から学ぶことから取り組みたいと思う」「職員の満足度を向上させることにより、患者サービスの向上につなげたい」「失敗から学ぶことも大切だが、成功に目を向けることに取り組みたい」「コミュニケーションは教育が必要と改めて感じた」「自施設で何ができるかを考える機会となりました」などの感想をいただきました。