令和6年度国公私立大学附属病院医療安全セミナー
国公私立大学附属病院医療安全セミナーは、大学病院で医療安全を推進するにあたって必要な専門的かつ実践的知識の習得や、最新のテーマを学習することを目的としています。
本セミナーは平成13年度から文部科学省主催・実施として開始され、平成16年度からは文部科学省主催・大阪大学実施となり、平成21年度からは大阪大学が主催・実施大学となりました。これまで蓄積したノウハウを活かして、「大学病院で行う科学的な医療安全」を目指してセミナーを企画、実施しています。
令和6年6月6日(木) 9:00〜16:35(オンライン開催)
時間 | 内容 | (敬称略) | ||||||
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9:00 | 開会挨拶
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9:05 | 本セミナーの位置づけ
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9:10 | 大学病院を取り巻く諸課題
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9:25 | 特定機能病院の医療安全とピアレビューについて
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9:45 | 休憩〜5分〜 | |||||||
9:50 | 診療情報の円滑な共有に資するICT基盤の整備
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10:20 | 薬剤師と薬剤師以外のものでのタスクシフトシェアについて ―制度設計と教育体制―
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10:50 | 休憩〜10分〜 | |||||||
11:00 | レジリエンス発揮のメカニズム:パフォーマンスの調整と適応キャパシティの拡張
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11:30 | 境界を越えて多職種・多部門をつなぐGRMの実践
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12:00 | 昼食休憩(60分) | |||||||
13:00 | 心臓血管外科医のノンテクニカルスキルの現状と課題 〜U-40の視点から〜
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13:30 | 大阪コロナ重症センター開設における看護師のチーミングの実際
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14:00 | 休憩〜10分〜 | |||||||
14:10 | 患者が考える医療への患者参加とは
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14:40 | 臨床現場の質改善につながるRWDを活用した研究手法
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15:10 | 休憩〜10分〜 | |||||||
【サイバーインシデント対策と医療安全】 座長: 大阪大学大学院 医学系研究科 医療情報学 教授 武田 理宏 |
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15:20 | サイバー攻撃を受けた経験とその後の取り組み
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15:50 | サイバー攻撃を受けた経験と医療安全管理者へのメッセージ
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16:20 | 総合討議 |
概要
本年度のセミナーはオンライン形式で開催しました。国立大学病院から335名、公立大学病院から45名、私立大学病院から261名、文部科学省・厚生労働省から50名、他134名、計825名の参加登録がありました。
終了後のアンケートには574名の参加者から回答があり、回答者の職種別の内訳は、医師83名、歯科医師22名、看護師・助産師277名、薬剤師70名、技師32名、事務職ほか90名でした。「最新の情報を得ることができた」「ITリスクに対するBCPの重要性が理解できた」等の意見が多数寄せられ、好評のうちに終了しました。