令和3年度国公私立大学附属病院医療安全セミナー

 国公私立大学附属病院医療安全セミナーは、大学病院で医療安全を推進するにあたって必要な専門的かつ実践的知識の習得や、最新のテーマを学習することを目的としています。
 本セミナーは平成13年度から文部科学省主催・実施として開始され、平成16年度からは文部科学省主催・大阪大学実施となり、平成21年度からは大阪大学が主催・実施大学となりました。これまで蓄積したノウハウを活かして、「大学病院で行う科学的な医療安全」を目指してセミナーを企画、実施しています。

令和3年6月29日(火) 9:30〜16:30(オンライン開催)

時間 内容 (敬称略)
9:30 開会挨拶
大阪大学医学部附属病院
病院長 土岐 祐一郎
9:35 本セミナーの位置づけ
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部
部長 中村 京太
9:40 大学病院を取り巻く諸課題
文部科学省 高等教育局医学教育課 大学病院支援室
室長 島居 剛志(オンライン参加)
pdf[2.0MB]
9:55 我が国の医療安全施策の動向
厚生労働省 医政局総務課 医療安全推進室
室長 諸冨 伸夫(オンライン参加)
10:10 休憩
【セッション1:新たな視点がもたらす医薬品の安全】
    座長
    広島大学病院 医療安全管理部 教授 伊藤 英樹
    大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部 薬剤師 新谷 拓也
10:15 irAEマネジメントの地域連携の必要性
九州大学病院 薬剤部
がん薬物療法認定薬剤師 秦 晃二郎(オンライン参加)
pdf[3.6MB]
10:35 心房細動治療におけるWAIとWAD
-直接経口抗凝固薬はギャップを埋めることができたのか-
広島大学病院 医療安全管理部
教授 伊藤 英樹 
pdf[1.6MB]
10:55 Safety-IIの実践例
-システム及び法的側面からの分析-
大阪A&M法律事務所
医師・弁護士 小島 崇宏

大阪大学医学部附属病院 薬剤部
薬剤師 木下 徳康
11:35 まとめ
11:40 休憩
13:00 エアラインパイロット訓練の新しい要素
-レジリエンスへの挑戦-
座長
独立行政法人労働者健康安全機構 理事
大阪大学医学部 招聘教授
中島 和江

日本航空株式会社
運航訓練部 A350訓練室
飛行訓練教官 A350機長
和田 尚
pdf[451KB]
13:40 休憩
【セッション2:COVID-19対応にみられるレジリエンス2021 -大阪府における取り組み-】
    座長
    北里大学 副学長・医学部長 浅利 靖
13:50 大阪府におけるコロナ対策の戦略と展開
大阪府新型コロナウイルス対策本部専門家会議 座長
地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 理事長
朝野 和典
pdf[4.2MB]
14:10 変化と混乱下における適応力
-大阪コロナ重症センターでの経験から-
大阪大学医学部附属病院 看護部
看護師 川崎 哲
pdf[1.0MB]
14:25 大阪コロナ重症センターの運営-走りだす前、だした後-
大阪コロナ重症センター センター長
大阪急性期・総合医療センター 高度救命救急センター 救急診療科 主任部長
藤見 聡
pdf[6.3MB]
14:45 危機的状況における決断とは
-新型コロナウイルス感染症対応からの学び-
公益社団法人大阪府看護協会
会長 高橋 弘枝
pdf[3.6MB]
15:00 まとめ
15:05 休憩
【セッション3:Person-Centerd Careのかたち】
    座長
    群馬大学大学院医学系研究科 医療の質・安全学講座 教授 小松 康宏
15:15 阪喉会のピアサポート
-何に応えているのか-
公益財団法人阪喉会
理事長 杉本 隆
pdf[688KB]
15:35 ICU-diaryの取り組み
奈良県立医科大学附属病院 看護部 リソースナースセンター
特定看護師統括マネジャー
急性・重症患者看護専門看護師
特定看護師 辻本 雄大
pdf[2.3MB]
15:55 治療法決定に参加する
-インフォームド・コンセントからSDMに-
群馬大学大学院医学系研究科 医療の質・安全学講座
教授 小松 康宏
pdf[955KB]
16:15 まとめ
16:20 閉会挨拶
大阪大学医学部附属病院
副病院長・看護部長 岩崎 朋之

概要

 昨年度に引き続き、今年度のセミナーもオンライン形式で開催しました。国立大学病院・防衛医科大学校病院から235名、公立大学病院から36名、私立大学病院から181名、防衛医科大学校病院から1名、厚生労働省から50名、他111名、計631名の参加登録がありました。
 終了後のアンケートには423名の参加者から回答があり、回答者の職種別の内訳は、医師69名、歯科医師15名、看護師・助産師198名、薬剤師64名、技師19名、事務職ほか58名で、全プログラムを通じて、アンケート回答者の98%の方から「本セミナーの内容に満足」と回答いただきました。 また、「依存的姿勢でなく、自律的姿勢で取り組むことが重要であることを学んだ」「Safety-Ⅱの概念を取り入れた分析を1つ行ってみたい」「今後はSDMを念頭に患者さんと対話する必要があると感じた」などの感想をいただきました。