令和4年度国公私立大学附属病院医療安全セミナー

 国公私立大学附属病院医療安全セミナーは、大学病院で医療安全を推進するにあたって必要な専門的かつ実践的知識の習得や、最新のテーマを学習することを目的としています。
 本セミナーは平成13年度から文部科学省主催・実施として開始され、平成16年度からは文部科学省主催・大阪大学実施となり、平成21年度からは大阪大学が主催・実施大学となりました。これまで蓄積したノウハウを活かして、「大学病院で行う科学的な医療安全」を目指してセミナーを企画、実施しています。

令和4年6月1日(水) 8:45〜17:05(オンライン開催)

時間 内容 (敬称略)
9:15 開会挨拶
大阪大学医学部附属病院
病院長 竹原 徹郎
9:20 本セミナーの位置づけ
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部
部長 中島 和江
9:25 大学病院を取り巻く諸課題
文部科学省 高等教育局医学教育課 大学病院支援室
室長 島居 剛志
pdf[3.8MB]
9:40 我が国の医療安全施策の動向
厚生労働省 医政局 地域医療計画課 医療安全推進・医務指導室
室長 梅木 和宣
pdf[2.1MB]
9:55 休憩〜5分〜
10:00 手術医療の質と安全
東京医科歯科大学病院 医療安全管理部
部長 工藤 篤
pdf[7.1MB]
10:30 医薬品関連の安全対策の実践例
~プロトコルに基づく薬物治療管理(PBPM)~
京都大学医学部附属病院
薬剤部 片田 佳希
pdf[6.1MB]
11:00 休憩〜5分〜
11:05 当院におけるモニターアラームコントロールチーム(MACT)の活動について
北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 横断的医療領域開発部門 侵襲制御・生体危機管理医学(集中治療医学)
教授 新井 正康 
pdf[4.3MB]
11:35 患者の暴言、暴力等への対応方法
中村・平井・田邉法律事務所
弁護士 平井 利明
pdf[626KB]
12:05 昼食休憩(60分)
13:05 臨床倫理の考え方とケーススタディ
~透析療法の見合わせを検討する症例を題材に~
東京大学大学院 人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター上廣講座
特任教授 会田 薫子
14:05 休憩〜5分〜
14:10 コロナ禍における医療者の情報発信
大阪大学 医学部附属病院 感染制御部 
部長 忽那 賢志
pdf[70.2MB]
14:55 休憩〜5分〜
15:00 新型コロナワクチンの航空輸送について
株式会社ANA Cargo
15:45 休憩〜5分〜
15:50 XR(クロスリアリティ)型電子教材の開発と実践
九州大学附属図書館 付設教材開発センター
センター長 岡田 義広
pdf[4.3MB]
16:20 休憩〜5分〜
16:25 Safety-IIの実践例~ノンリニア分析手法と介入策の同定
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部
部長 中島 和江
大阪大学医学部附属病院
薬剤部 木下 徳康
16:55 閉会挨拶
大阪大学 医学部附属病院
副病院長・看護部長 岩崎 朋之

概要

 今年度のセミナーもオンライン形式で開催しました。国立大学病院から212名、公立大学病院から30名、私立大学病院から182名、防衛医科大学校病院から3名、厚生労働省から53名、他108名、計588名の参加登録がありました。
 終了後のアンケートには342名の参加者から回答があり、回答者の職種別の内訳は、医師61名、歯科医師17名、看護師・助産師182名、薬剤師40名、技師11名、事務職ほか31名で、全プログラムを通じて、アンケート回答者の99%の方から「本セミナーの内容に満足」と回答いただきました。