令和2年度国公私立大学附属病院医療安全セミナー
国公私立大学附属病院医療安全セミナーは、大学病院で医療安全を推進するにあたって必要な専門的かつ実践的知識の習得や、最新のテーマを学習することを目的としています。
本セミナーは平成13年度から文部科学省主催・実施として開始され、平成16年度からは文部科学省主催・大阪大学実施となり、平成21年度からは大阪大学が主催・実施大学となりました。これまで蓄積したノウハウを活かして、「大学病院で行う科学的な医療安全」を目指してセミナーを企画、実施しています。
令和2年10月23日(金) 13:30〜17:10(オンライン開催)
時間 | 内容 | (敬称略) | ||
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13:30 | 開会挨拶
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13:40 | 医療人養成のための取り組み
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13:55 | 休憩 | |||
【セッション1:ウィズコロナ時代の新たな教育法の開発】 座長:中村 京太 |
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14:00 | オンライン教育の技法
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14:40 | Patient Journey の視点を取り入れた卒前医療安全教育
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15:00 | 医療機関におけるオンライン会議サービスの活用
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15:30 | 休憩 | |||
【セッション2:COVID-19対応にみられるレジリエンス】 座長:越村 利惠(大阪大学医学部附属病院 副病院長・看護部長) 中島 和江(労働者健康安全機構 理事/大阪大学医学部 招へい教授) |
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15:40 | 新型コロナウイルス感染症診療下でのレジリエンス
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16:00 | 薬局をクラスターにするな!:京大SPH薬局情報グループCOVID-19対策プロジェクト
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16:20 | 新型コロナと災害医療の共通点
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16:50 | まとめ
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17:00 | 閉会挨拶
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概要
今回のセミナーは、Zoomウェビナーによるオンライン形式で行いました。国立大学病院から220名、公立大学病院から42名、私立大学病院から155名、文部科学省・厚生労働省から42名、他61名、計520名の参加登録がありました。
終了後のアンケートには399名の参加者から回答があり、アンケート回答者の職種別の内訳は、医師78名、看護師166名、薬剤師46名、技師22名、事務職50名他で、全プログラムを通じて、アンケート回答者の95%の方から「本セミナーの内容に満足」と回答いただきました。
また、「オンライン教育の効果的な方法と留意点について学ぶことができた」「Patient Journeyに関するオンライングループワークが大変参考になった」「レジリエントな組織づくりにおける、理念と方針の明確化、情報共有の重要性を学んだ」「職員を守りながら社会正義を行う、というリーダーの信念が、職員の安心感につながるというお話に感銘を受けた」「オンライン開催だったので遠方からも参加しやすかった」などの感想をいただきました。