日 時 | 2017年3月16日(木)17:30~19:00 |
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場 所 | 医学部棟2階 B講堂 |
勉強会テーマ | 「他職種の学術研究成果を参考にアイデアを創出する」 |
内 容 |
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未来医療センター内にある細胞調製室(CPC)の紹介をすると共に、当院で行われている細胞を用いた臨床研究の実例について説明した。
また、細胞製剤等の品質管理業務における、臨床検査技師としての役割や業務内容について説明した。
「新人の立場からみた個人目標の活用法」 放射線部門 高尾 友也
個人が成長する上で目標を設定することは有効なことであり、放射線部では中・長期的な年間目標と短期目標を個々で設定して日々の業務に取り組んでいる。新人は何を目標にしていいのか悩むと思うので、周りの助けを借りながら自分の達成でき得る目標を設定していくことが大事だと感じた。
「新人教育プログラムの変更に伴う効果と成果」 臨床工学部門 丸山 雄一
任期付常勤スタッフの勤務体制の見直しと、部門目標である夜勤2名体制実現の為に新入職者を対象とした業務ローテーションを実施。業務評価とアンケートの結果では 5人共に各部署・各業務の流れをより良く理解出来たと回答。
結果、その後の業務にとても有用であったと思われた。
「心臓リハビリチームの一員としての役割と今年度の成果」 リハビリ部門 松本 ゆかり
今年度の目標では、心臓リハビリ業務における個人の臨床スキル向上に加え、臨床業務の効率化にも着目して取り組んだ。
さらに、学生指導や学会発表といった、臨床業務外の目標についても経験した。今回の経験を生かして、今後も業務の改善に努めたいと考える。
日 時 | 2017年2月16日(木)17:30~18:30 |
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場 所 | 医学部棟2階B講堂 |
勉強会テーマ | 「医療技術部職員に求められるコミュニケーションスキル」 |
内 容 |
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「対人援助職に求められる基本的態度とコミュニケーション」 リハビリ部門 遺伝カウンセラー 佐藤友紀
患者と医療者が信頼関係を築くためには、双方向のコミュニケーションが不可欠である。患者をありのままに理解し、傾聴する態度・姿勢として「カウンセラーの3条件」を紹介し、お互いのノンバーバルコミュニケーションの重要性について解説した。
「職場でのコミュニケーションに役立つカウンセリングのエッセンス」 リハビリ部門 臨床心理士 吉津紀久子
「みる・きく・まつ」の言葉に込められたコミュニケーション機能を意識して増やし積極的に使っていくことは、職場でのよりよい人間関係につながり、さらには組織力へと発展させていくことが期待できる。
日 時 | 2017年1月19日(木)17:30~18:30 |
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場 所 | 医学部棟2階 C講堂 |
勉強会テーマ | 「最新機器の解説と医療における役割」 |
内 容 |
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菌種同定革命~質量分析装置MALDI-TOF MSについて~ 検査部門 田所 大貴
質量分析装置による菌種同定検査は、従来法に比べて迅速性に優れており、また操作も簡便である。一部鑑別が難しい菌種もあり臨床検査技師の結果確認は必須であるが、弱点を踏まえて活用すれば感染症治療に大きく貢献できる手法であるといえる。
新規放射性医薬品と定量化 放射線部門 神谷 貴史
世界初α線放出放射性医薬品、塩化ラジウムは造骨性骨転移に対する新しい治療法である。
治療の適応評価は骨シンチ画像において集積の有無を確認する事であるが、
新規画像再構成法による高分解能の骨シンチ画像により、塩化ラジウム集積量を定量的に算出する事が可能となった。
小児用体外設置型補助人工心臓 Berlin Heart EXCOR 臨床工学部門 中村 有希
2015年に初めての小児用体外設置型補助人工心臓Berlin Heart EXCORが日本で承認された。
今までは、小児専用の人工心臓がないため治療に難渋していたが、EXCORによって当院の患者は良好な成績で経過している。
最新の機器による網膜画像評価 リハビリ部門(眼科) 佐藤 信之介
毎年、眼科では新しい検査機器が開発されてる。今回は、短時間の撮影で広範囲の眼底を画像化できるOptosと、フルオレセインによる造影無しで、網膜血管の構造を画像化できるAngioVueの2つの最新検査機器を紹介した
日 時 | 2016年12月8日(木)17:30~19:00 |
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場 所 | 医学部棟2階 B講堂 |
勉強会テーマ | 「救急医療における外傷疾患」 |
内 容 |
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検査部門 兒嶋 嵩
大量出血を伴う重症外傷の初期診療においては、Damage Control Surgery(DCS)が重要である。治療方針は繰り返し検討されるべきものであるため、DCSを行う指標の一つとなる外傷死の三徴(凝固障害や代謝性アシドーシスなど)に関する検査項目は、迅速かつ経時的な測定が求められる
放射線部門 東 丈雄
外傷初期診療における画像診断の役割は非常に大きく、診療放射線技師は時間的制約が厳しい中で可及的速やかに情報量の多い画像を救急医に提供することが重要となる。 救急患者の救命率向上や良好な転帰には、多職種連携によるチーム医療が必須であり、『救命』という共通認識のもと、機能的なチーム医療を実践することで成し遂げられる。
臨床工学部門 田中 勇真
「重症頭部外傷における脳低温療法の適応と効果、当院のプロトコルについて説明した。また、2016年10月から高度救命救急センターにおいて、臨床工学技士が常駐したことによる、臨床工学技士と脳低温療法の関わりについて説明した。」
リハビリ部門 杉山恭二
外傷性脊髄損傷に対するリハビリでは、早期リハビリ(離床)が重要であるが、全身状態が安定していないことが多い。そのため、種々の情報(画像所見、検査所見、医療機器の設定、精神状態など)からリスク管理をして早期に安全に離床することが重要である。
日 時 | 2016年11月17日(木)17:30~18:30 |
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場 所 | 医学部棟3階 D講堂 |
日 時 | 2016年10月27日(木)17:30~18:30 |
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場 所 | 医療技術部研修会(スキルアップセミナー)医学部棟 A講堂 |
講演タイトル「重症心不全治療の新たな戦略」~再生医療の実現と普及を目指した革新的な取り組み~
【講演要旨】
初めに、再生医療における今日までの歴史と取り組み。その治療効果と問題点などを説明して頂きました。
今日までの再生医療のなかで、大阪大学病院の研究成果として2015年9月に販売承認を取得する事が出来た筋芽細胞シート(ハートシート)に関して、先生方が研究発案に至った経緯や、度重なる実験、その研究のプロセスを説明して頂き、筋芽細胞シートの治療原理とその効果について詳しく説明して頂きました。
最後に、宮川先生が考えておられる重症心不全治療に対する、これからの再生医療の取り組みと今後の展望についてお話して頂きました。
宮川先生どうもありがとうございました。
※11月17日(木)17:30~18:30 医学部棟3階 D講堂において、第8回医療技術部研修会「スキルアップ講座」として同内容のVTR研修を開催しました。
日 時 | 2017年9月15日(木) |
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2016年9月15日(木)に医学部 C講堂において、各部門の業務通して医療安全の取り組みや注意喚起の研修を行いました。
参加者数は検査部門 35名、放射線部門 36名、リハビリ部門 28名、臨床工学部門 17名で総数 116名でした。
薬物血中濃度測定(TDM)における安全対策 検査部門 明石 晶深技師
薬物血中濃度測定項目のひとつであるメトトレキサートは、濁度のつよい液体で偽低値を示す。重篤な副作用を薬物においては、偽低値の報告が重大なインシデントを発生させる。検査部ではメトトレキサート測定に濁度の分析条件を別途設定することで偽低値報告を防いでいる。
放射線治療での医療安全の取り組み 放射線部門 太田 誠一技師
放射線治療では、多くの職種が関与し安全な放射線治療に向けて日々努力している。それぞれの職掌で異なる視点での確認を行い、朝礼をはじめとしたミーティングで情報共有し、日々の診療を行っている。しかし、人は時に間違いを起こすこともあるため、未然に失敗を防ぐ対策としてヒューマンファクターズにも注目をした工夫を行なっている。多くの工夫は現場で業務するスタッフからのものである。スタッフは現場の運用の限界をよく理解しており、その柔軟な対応によってインシデントを防いでいる事例を経験する。部門のリーダーシップとして、現場に権限を委譲した協働の取り組みが、医療安全には不可欠である。
透析治療での井水使用における安全対策 臨床工学部門 福邉 祥子技士
当院は今年4月より井水と市水の混合水を飲用水として使用開始。透析用水に井水を使用する際は、水中の溶存物質の中でも特にクロラミン(結合塩素)に注意が必要である。安全な透析医療の提供には、適切な水質管理やシステムの構築とメーカーや機械係との連携が重要である。
眼科での医療安全対策 リハビリ部門眼科 阿曽沼 早苗技士 小川 真依技士
眼科で視能訓練士が行なう医療安全対策について発表した。眼科では1日300人ほどの患者が来院し、1000~1500件の検査を行なうため、検査の正確性や迅速性を求められる。狭くて暗い検査室で視覚障害のある患者さんの安全を確保しながらインシデントやアクシデントを防ぐために様々な対策を考え実践している。今回はカルテや指示用紙の確認、目薬の点眼ミス対策、検査眼の確認、移動や歩行時の安全対策について紹介した。
日 時 | 2017年7月21日 |
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場 所 | 医学部棟B講堂 |
7月21日に医学部棟B講堂において、疾患に対する各部門の取り組みや知見を発表する統合勉強会が開催されました。
今回のテーマは「自己免疫疾患」。自己免疫疾患は様々な原因で発症し、症状は疾患の種類と体内の攻撃を受ける部位によって異なるため、各部門の発表のアプローチもたいへん興味深い勉強会になりました。
参加者数は検査部門38名・放射線部門30名・リハビリ部門21名・臨床工学部門15名で総参加人数は104名でした。
自己免疫性甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病)について 検査部門 上西 珠実技師
バセドウ病はTRAbによって甲状腺を刺激することにより、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能亢進に至る。また、橋本病は慢性的な甲状腺の炎症の結果、甲状腺機能低下症に至る。TgABやTPOAbの自己抗体が診断基準となる
自己免疫疾患とMRI 放射線部門 垂脇 博之技師
MRIは生体内の水素原子核が自転していることでミクロな磁石になり、静磁場内に置かれると特定の周波数の電磁波に反応する(磁気共鳴現象)ことを利用した撮像法であり、様々なコントラストや断面を撮像可能であるため、クローン病や高安動脈炎など自己免疫疾患の診断にも有用である
自己免疫疾患に対するアフェレーシス療法 臨床工学部門 井本 隆之技士
apheresis療法には、血漿分離のplasmapheresisと血球分離のcytapheresisがあり、前者では膜型血漿分離器・血漿成分分離器による【膜分離】と選択式血漿成分吸着器による【吸着】で、後者は血球細胞除去用浄化器による【吸着】で、自己免疫疾患における自己抗体や活性化白血球を除去する
関節リウマチ患者に対する作業療法~自助具の紹介を中心に~ リハビリ部門 勝山 このみ技士
アプローチには機能訓練、関節保護指導、ADL/IADL訓練、装具や自助具導入が挙げられる。使用頻度の高い自助具であるソックスエイド、ボタンエイド、リーチャ―、介助箸について、実演と参加者体験も交えて紹介した
日 時 | 2016年6月22日(水)17:30~ |
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場 所 | リハビリテーション室 |
6月22日(水)17:30からリハビリテーション室で、患者動作の介助法の研修が行なわれました。患者さんの移動に伴う介助は、思わぬところで患者さん自身に負担を伴うだけでなく、介助者も故障を起こしかねません。理学療法士の皆さんの分かりやすい説明と、丁寧な手法の説明で有意義な研修をしていただきました。
【主な内容】
参加者数は検査部門5名、放射線部門17名、リハビリ部門7名、臨床工学部門7名で総数36名でした。
日 時 | 2016年5月24日(火)17:40~ |
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場 所 | イノベーションセンター2F スキルスラボ |
5月24日(火)17:40からイノベーションセンター2Fのスキルスラボで、AEDの安全使用を目的としたBLSコースの研修が行なわれました。
高度救命救急センターの吉矢先生をインストラクターリーダ―として、同センター医師5名、看護師3名の協力を得て、医療技術部の各部門からインストラクターを8名選任して研修会を開催しました。
心肺停止者に対する蘇生法として一時救命処置の正しい知識と適切な処置を12班に別れて、ビデオを視聴し解説を受けながら、実習形式で実践的なトレーニング研修を真剣に、そして和気あいあいと行ないました。
参加人数も検査部門:16名、放射線部門:30名、リハビリ部門:14名、臨床工学部門:9名、合計69名と多くの方が参加されました。
日 時 | 2016年5月12日(木)17:30~ |
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概 要 | 本年度から就任された新医療技術部長の吉田 靖先生から、医療技術部の組織と活動報告、ならびに病院の現状と動向について講演がありました。 |
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