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2018年度

2018年度 第10回 医療技術部研修会

日 時 2019年3月14日(木)17:30~18:30
場 所 医学部講義棟A講堂
講演内容
  • 胎児輸血と交換輸血によって出生に成功した、高力価坑Rh17(坑Hro)による新生児溶血性疾患(HDFN)の一例
    櫻木美基子(検査部門輸血部 臨床検査技師)
  • 今年度の個人目標に対する取り組み -成果を挙げ、来年度に繋げる-
    橋渡貴司(放射線部門 副主任診療放射線技師)
  • 個人目標の成果 –目標設定「業務マニュアル作成」を発展させ新人教育に繋げる
    清瀬佑二(臨床工学部門 臨床工学技士)
  • 臨床・教育・研究における個人目標の成果
    山田大智(リハビリ部門 理学療法士)-

2018年度 第10回医療技術部研修会が開催されました

D--型とは、日本人での頻度が約10万人に1人といわれる極めて稀な血液型で、輸血や妊娠により産生される抗Rh17は、胎児新生児溶血性疾患(HDFN)の原因となるとされています。私は今年度の個人目標のひとつとして、「稀な血液型であるD--型の妊婦の抗体価の推移と血漿交換療法について、臨床経過およびデータ等をまとめて検討し学会で発表する」とし、今回の研修会ではそのときの発表内容についてご紹介しました。
櫻木美基子(検査部門輸血部 臨床検査技師)

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今年度は「医療の質」、「学術」、「モラル」の3項目に1つずつ目標を設定した。「学術」の目標として論文投稿と学会発表を掲げ、今回はその成果について報告した。放射線治療に関する論文がRadiological Physics and Technologyという英文誌に掲載され、その際の査読でのやりとりが評価され、来年度の学会での講演依頼をいただいた。また、自身の研究内容をより多くの人に知ってもらうためにも、論文化は必要である。
橋渡貴司(放射線部門 副主任診療放射線技師)

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昨年度より心臓カテーテル検査室にて業務従事しており、当時業務マニュアルは存在していたが、更新等されておらず、現状のニーズに沿った内容のものではなかった。その為、今年度の個人目標の一つに業務マニュアル作成を掲げ、右心カテーテル検査に置ける業務マニュアルを作成した。作成したマニュアルに対しアンケートをとり、改善点だけでなく、劣った点などを浮き彫りにした。今後は劣ってしまった点等を改善し、より使用しやすい業務マニュアルを作成し、より良い新人教育を行なっていきたいと考える。
清瀬佑二(臨床工学部門 臨床工学技士)

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個人目標の成果を、臨床・教育・研究の三項目にて発表を行った。臨床においては、人工膝関節全置換術後理学療法における経皮的末梢神経電気刺激の効果について文献をサマライズし、部内スタッフへ伝達をした。教育においては、実習生向けアンケートを作成し、実習指導効果を客観的に評価し良好な結果が得られた。研究においては、超音波診断装置を用いて生体膝における膝窩筋の動態を調査し、学会発表及び論文投稿を行った。
山田大智(リハビリ部門 理学療法士)

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2018年度 第9回 医療技術部研修会

日 時 2019年2月7日 17:30~19:00
場 所 医学部講義棟3階 D講堂
講義内容 テーマ 「今年度のトピックス」
  • がん医療におけるがん遺伝子パネル検査
    田中明日香(検査部門病理部 臨床検査技師)
  • 『次世代VoiumeCTの実力』
    川村芳紀(放射線部門 診療放射線技師)
  • MICS「MinimaiiyInvasiveCardiacSugery」と体外循環 菅近拓哉(臨床工学部門 臨床工学技士)
  • 公認心理士の職域と活動、および当院における対応について
    吉津紀久子(リハビリ部門 (保健医療福祉ネットワーク部)

2018年度 第9回医療技術部研修会が開催されました

がん遺伝子パネル検査は、生検や手術などで採取されたがん組織を用いて、次世代シークエンサーで多数の遺伝子を同時に調べ、遺伝子変異を特定し、効率的な治療法を見つけることで患者一人一人あった個別化医療につながるとして、がんゲノム医療で期待されている。遺伝子パネル検査の検体に病理検査室で作製するFFPEブロックの余剰検体を使用するため、FFPEブロックの品質が今後重要となり、採取・依頼する臨床医への対応も必要になる。
田中明日香(検査部門病理部 臨床検査技

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今年度に新しいCT,“Revolution CT”が当院に導入された.一度の撮影範囲を広くすることにより,全脳や心臓を1秒ほどで撮影することが出来るようになった.心臓CTの分野ではSmart Cardiacによる自動処理にて処理時間の短縮が期待される.また,広範囲高速撮影のHyper Drive,Dual Energyをルーチン化するGSI Xtreamが導入された.これらにより患者様への負担が少なく,有用な画像を診断科に提供が出来るようになった
川村 芳紀(放射線部門診療放射線技師)

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近年様々な外科手術を低侵襲化する働きが盛んになってきました。心臓に対する手術でも内視鏡カメラを用い、傷口を小さくする「MICS手術」などの術式も登場しました。しかし、この傷口を小さくする手術を安全に行うには術者の技術だけでなく人工心肺を行う上でも様々な工夫を要します。今回の発表では、MICSについてその概要と体外循環法、工夫について紹介させていただきます。
菅近拓哉(臨床工学部門 臨床工学技士)

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公認心理師の職務のひとつとして定義されている「多職種との連携」は、これまでの業務においてとても大切にしてきたことです。治療の進化や病院の役割の変化に沿いつつ、また心理士に求められる役割を把握しながら患者さんや患者さんのご家族、スタッフの皆さんへのサポートを行ってきました。今後は、がん医療、周産期医療、移植医療の領域においても公認心理師の役割が診療報酬加算の評価対象となっていくことが期待されます。
吉津紀久子(リハビリ部門(保健医療福祉ネットワーク部)

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2018年度 第8回 医療技術部研修会(VTR上映)

日 時 2018年1月10日 17:30~19:00
場 所 医学部講義棟2階 D講堂
講義内容 「第7回医療技術部研修会のビデオ講演」

2018年度 第7回 医療技術部研修会(ライブ)

日 時 2018年12月13日 17:30~19:00
場 所 医学部講義棟2階 E講堂
講義内容 「トランスジェンダーについて医療従事者が知っておくこと」
大阪医科大学総合医学講座神経精神医学教室
准教授   康 純 先生

2018年度 第7・8回医療技術部研修会が開催されました

トランスジェンダーについて医療従事者が知っておくことを題とし、康先生にお話をして戴きました。

まず歴史的背景より、中世に実在したフランス貴族のシュバリエ。誰もが知っているジャンヌダルクなど、欧米における異性装の歴史を教えて戴きました。しかしアメリカの先住民などでは普段から異性装を行い生活している部族もあり、日本においても日本武尊や歌舞伎役者の異性装など、江戸時代には大変人気があったそうです。 しかし、明治時代に入ると異性装が犯罪として扱われる事となったそうで、この理由としてヨーロッパの文化的考えで異性装は神への罪という考え方から犯罪者として扱われ、最後には病気として扱われたそうで、この文化が日本にも入ってきた結果だそうです。現在、トランスジェンダーという言葉は医学的な定義をもっておらず「病気ではなく生き方」という意味を込めて用いられることが多いそうですが、性別違和を持った人たちは日常的に男女の性役割に沿わない行動様式を、社会から家族からも否定される経験を積み重ね、たった一人で悩み、その結果、若い人たちでは自傷行為や不登校、最悪の場合自殺なども多く認められているそうです。 実際の医療現場の中でも保険証を提出することや待合で名前を呼ばれること、診察券や電子カルテの性表記、声を出す事においても強い抵抗感を感じる人も多いそうで、そのような人たちは自己判断でハイリスクな医療行為を選んでしまうことがあるそうでした。

康先生は最後に「患者がどのようなニーズや事情を抱えているのかを受容的な態度で聞き取り。リスクの低い行動が取れるように必要な情報や支援を提供して下さい。」と話されました。今回、先生の講演を聞くまで、身近な話・言葉だと感じていましたが、実際はとても大きな問題で、私たちは無知である事を痛感させられました。
先生の最後の言葉は全ての患者さんに通じる事であり我々が最も感じ、考えていく問題なのだと改めさせて戴きました。
康先生貴重な講演どうもありがとうございました。

2018年度 第6回 医療技術部研修会

日 時 2018年11月8日 17:30~19:00
場 所 医学部講義棟2階 B講堂
講義内容 テーマ 「最新医療機器」
  • 臨床検査における免疫・生化学統合機Atellica Solutionの性能紹介
    糸賀仁美(検査部門 臨書検査技師)
  • 新規リニアックの現状とこれから
    岡村啓太(放射線部門 副主任診療放射線技師)
  • 心臓植込み型電気的治療器具(CIEDs)の管理について
    渡辺雄祐 (臨床工学部門 臨床工学技士)
  • 見えにくさの解明とAIを用いたロービジョンケア
    中道彩乃 (リハビリ部門 視能訓練士)

2018年度 第6回医療技術部研修会が開催されました

臨床検査における免疫・生化学統合機 Atellica Solutionの性能を紹介いたしました。この分析器には従来分析器に比べ様々な工夫がされており、その中でも、三重の反応リングを用いることで、試薬は従来試薬とほぼ同様だが、反応待ち時間を短縮させることにより測定時間全体を短縮していることなどを中心にお話しさせて頂きました。また、従来試薬と同様な試薬性能が得られることや、様々な便利な新機能が追加されていることも紹介いたしました。
臨床検査技師 糸賀 仁美

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新規リニアックは回転強度変調放射線治療(VMAT)が可能となり、従来のIMRTと比較し照射時間が短くなり患者負担が軽減された。また診断画質に近づいたkV-CBCTの撮影と、6軸稼働な患者寝台によって、患者の位置照合と患者位置合わせの精度が上がり、高精度な照射が可能となった。今後の放射線治療は免疫療法との併用で治療成績の向上が期待されている。
診療放射線技師   岡村 啓太

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心臓植込み型電気的治療器具(CIEDs)とは徐脈に対するペースメーカーや、致死的不整脈に対する植込み型除細動器、心不全治療のための両室ペースメーカーなどがある。当院でのCIEDs関連業務や実績などを紹介した。また、外来業務でのプログラマーを用いた対面診療や中継機器を用いた遠隔モニタリングについての遠隔診療について取り上げた。遠隔診療は対面診療に比べてデバイスや患者状態の管理が向上すると期待される。
臨床工学技士   渡辺 雄祐

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不定愁訴のある患者様に対して有用な最新の検査機器について紹介した。 見えづらさの原因が眼球のどこに起因するものなのかを解明し、治療や手術の検討を行う際に手助けとなっている。また、AIデバイスを用いたロービジョンケアについても発表した。AIは今後、人々の眼の代わりとなって活躍し、視覚障害者の行動の幅を広げてくれる必要不可欠なデバイスになることが予想される。今後の展望に期待したい。
視能訓練士 中野 彩乃

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2018年度 第5回 医療技術部研修会

日 時 2018年10月25日(木)17:30~19:00
場 所 医学部講義棟1階 A講堂
講義内容
  • 重症心不全における心エコー検査の役割
    検査部門  勝木 桂子
  • 開胸せずに行う心臓手術TAVIとは
    放射線部門   柳川 康洋
  • 重症心不全に適応される医療機器ー補助人工心臓(VAD)ー
    臨床工学部門   眞田 辰哉
  • 重症心不全患者に対する適度な運動
    リハビリ部門   松本 ゆかり

2018年度 第5回医療技術部研修会が開催されました

重症心不全は、治療による血行動態の改善が見られない不可逆的状態であり、最終的には心移植や補助人工心臓植え込みが適応となる。心エコー検査は非侵襲的かつリアルタイムに心機能を評価できる利点があり、心電図やレントゲン、血液検査に並び第一選択となる検査法である。心エコー検査で得られる情報は,① 心不全を来した原疾患の診断 (弁膜症、壁運動異常など) ② 内腔の大きさ③ 左室駆出率 ④ 心内圧の推定  である。心エコーのみで心疾患の確定診断は困難であるが、次にどのような検査が必要になるか、重要なヒントになり得る。また、繰り返し行える利点から、治療効果判定や経過観察にも有用な検査法である。
臨床検査技師 勝木 桂子

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大動脈弁狭窄症に対する低侵襲手術として、経皮的大動脈弁留置術(TAVI)が脚光を浴びている。この手術は、外科手術が適応外とされるハイリスク患者や高齢者を対象としているのが特徴である。国内初症例が当院のハイブリッド手術室で施行されて約10年が経過。低侵襲ではあるが、まだ発展途上の手術であり、安全面を考慮し不測事態に備えた万全なバックアップ体制の構築は必要不可欠である。
診療放射線技師  柳川 康洋

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重症心不全に対する根本的な治療である心臓移植までの橋渡しとして,殆どの症例で補助人工心臓(VAD)が必要となる.強心薬依存から心原性ショックに至るまでのそれぞれの症状や,体格,患者背景を含めて,様々な種類のVADが用いられる.代表的なVADを6機種ピックアップし,特徴について紹介した.また,病棟点検や機器取扱に関する患者教育やVAD外来など,臨床工学技士としての関わりについても取り上げた。
臨床工学技士  眞田 辰哉

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重症心不全患者にとって心不全増悪の予防はとても大切で、療法士は心臓リハビリの一職種としてその増悪因子である過労の防止に係わっています。今回は、療法士が心不全患者へ自分の体にあった運動の強さをどのようにお伝えしているかを、METsという患者、医療者間の共通の基準を交えてお報せしました。今後も重症心不全患者へ適切な運動や日常動作をより分かりやすく指導するよう心がけ、心不全増悪予防に努めたいと思います。
理学療法士  松本 ゆかり

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2018年度 第4回 医療技術部研修会

日 時 2018年9月20日(木)17:30~19:00
場 所 医学部講義棟3階 C講堂
講義内容
  • 臨床検査プロセスにおける検体取扱の注意~再発予防のためのインシデントレポート~
    小杉睴恵(検査部門 臨床検査技師)
  • CT部門の運用における医療安全の取り組み
    佐藤和彦(放射線部門 診療放射線技師)
  • 手術室の医療安全における臨床工学技士の取り組み
    石川 慶(臨床工学部門 臨床工学技士)
  • 医療安全への配慮点~心理士の立場から~
    田口真由美(リハビリ部門 臨床心理士)

2018年度 第4回医療技術部研修会が開催されました

臨床検査室に潜むインシデント・アクシデント発生のリスクや、実際に当院の検査室で起きたインシデント事象を紹介しました。日本の医療機関では、検査結果の誤報告により治療に影響を及ぼした事例などが報告されており、我々医療技術職も責任の重さを再認識する必要があります。今回は、インシデントレポートを作成することにより医療事故を未然に防ぎ、患者・組織・自分自身を守ることの重要性についてお話しさせて頂きました
小杉睴恵(検査部門 臨床検査技師)

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高齢化患者に対応した医療安全業務の負担増加と一方では効率化を迫られるCT部門において、業務内容の見直しやスタッフの意識改革は継続的な課題である。CT部門ではインシデントを誘発する状況を事前に回避、改善することで医療安全に取り組んでいる。医療現場で賄われているスタッフのレジリエンス力に過度な負担を強いることなく、医療安全を達成しうる快適な業務環境を整備したいと考えている。
佐藤和彦 (放射線部門 診療放射線技師)

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臨床工学技士は医療機器の取り扱い方法の習熟、保守点検の励行、医療機器のバッテリ管理など安全に医療機器を使用するために管理を行っている。院内停電の経験なども含め、日々のトラブルに対し他職種で協力しながら対策を講じる必要がある。そのために必要な情報や状況、対策を周知するためのツールとしてインシデントレポートを活用し、また、レポートが出しやすい環境作りにも取り組んでいきたい。
石川 慶 (臨床工学部門 臨床工学技士)

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心のケアチームの医療安全目標を『患者様が病気、家族、社会的問題など不安を抱えながらも、落ち着いて治療を受けることができるように』と考えている。心身の葛藤によりコミュニケーションエラーが増し、人的・物的リスクに繋がることを防ぐ為、個々の患者様に合わせながら治療サポートを行っている。
田口真由美(リハビリ部門 臨床心理士)

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2018年度 第3回 医療技術部研修会「患者動作介助法」

日 時 2018年7月12日(木)17:45~19:00
場 所 診療棟1階リハビリテーション部フロア
講義内容
  • 車椅子やベッドとモデルを使った実習

2018年度 第2回 医療技術部研修会「新規採用者研修会」

日 時 2018年5月15日(火)17:30~19:00
場 所 外来棟2階 臨床検査部 職員室
講義内容
  • 医療技術部各部門の紹介
    放射線部門、臨床検査部門、リハビリ部門、臨床工学部門
  • 各部門の見学ツアー
    放射線部門 → リハビリ部門 → 臨床検査部門 → 臨床工学部門

2018年度 第1回 医療技術部研修会「阪大病院の動向と個人目標管理の設定」

日 時 2018年4月12日(木)17:30~18:30
場 所 医学部講義棟2階C講堂
講義内容 テーマ「個人目標管理設定と医療技術部の課題」
  • 医療技術部について
  • 2017年の医療技術部活動報告
  • 阪大病院の現状と動向
  • 個人目標管理の設定方法
  • その他

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