患者申出療養制度に基づく療法の承認について2017年02月13日

　平成２８年４月から、困難な病気と闘う患者さんの思いに応えるために「患者申出療養制度」がスタートしました。本制度は、未承認薬などを保険外併用療養として迅速に使用したいという患者さんの思いに応えるため、患者さんからの申出を起点とする新たな仕組みとして創設された制度であり、治験や先進医療でも実施していないものが対象となります。

　この度、本院から実施を届け出た、腎機能障害等で心臓移植が受けられない重症心不全の患者さんに対する植え込み型の補助人工心臓を用いた療法が、患者申出療養制度に基づく療法として厚生労働省から承認されました。同制度に基づく承認は全国で２例目です。

　本院は、今後とも医療法上の臨床研究中核病院（全国で８病院のみ）として、国際水準の臨床研究や医師主導治験の中心的な役割を担い、次世代のより良質な医療の提供に貢献してまいります。


「患者申出療養の概要について」厚生労働省ホームページ