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先進医療について

先進医療について

周術期カルペリチド静脈内投与による再発抑制療法 非小細胞肺がん(CT撮影により非浸潤がんと診断されたものを除く)

診療科
呼吸器外科
適応症
非小細胞肺がん(CT撮影により非浸潤がんと診断されたものを除く。)
先進医療の内容(概要)
大阪大学呼吸器外科学では、非小細胞肺がん完全切除に対する周術期心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)投与の多施設共同無作為化比較試験(JANP study)を実施しています。この先進医療は、非小細胞肺がんの患者さんに対して、周術期(術前から術後まで)にカルペリチドの静脈内投与を行うものです。
肺がんの8割以上を占める非小細胞肺がんは、手術でがんを完全に切除できても、再発するケースが少なくありません。しかし、再発の抑制に効果的な周術期の治療法は確立されていないのが現状です。
この先進医療では、非小細胞肺がんの完全切除手術の2時間以上前から72時間連続で、カルペリチドを静脈内に投与します。カルペリチドは急性心不全の治療薬で、これまでの研究で、カルペリチドを周術期に投与した患者さんは、そうでない患者さんに比べて、術後2年以内の再発が少ないことがわかっています。カルペリチドには血液中に放出されたがん細胞が血管に付着するのを防ぐ働きがあり、術後の再発を抑制する効果が期待されます。
料金(私費)
1,691円

術前のS-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びトラスツズマブ静脈内投与の併用療法 切除が可能な高度リンパ節転移を伴う胃がん(HER2が陽性のものに限る。)

診療科
消化器外科
適応症
切除が可能な高度リンパ節転移を伴う胃がん(HER2が陽性のものに限る。)
先進医療の内容(概要)
本邦での切除可能進行胃がんに対する標準治療は手術+術後1年間のS-1内服であるが、より進行した症例に対しては術前化学療法(S-1+シスプラチン)が選択されることが多い。また、約10~20%の胃がん症例にHER2発現が認められるとされ、HER2陽性の切除不能な進行胃がんに対しては、ToGA 試験(HER2陽性の切除不能な進行胃がんにおいて、化学療法に対するトラスツズマブの上乗せ効果が示された)の結果をうけて、トラスツズマブの使用が保険承認された。しかし、切除可能な場合にはHER2陽性であってもトラスツズマブは適応外となるため、本試験では切除可能な高度リンパ節転移を伴う胃がんに対して、先進医療として S-1+シスプラチン+トラスツズマブ併用療法を行い、標準治療であるS-1+シスプラチン併用療法とランダム比較する。
料金(私費)
24,137円

角膜ジストロフィーの遺伝子解析

診療科
眼科
適応症
角膜ジストロフィー
先進医療の内容(概要)
角膜ジストロフィーは、両目の角膜が徐々に混濁する遺伝性の病気で、いくつかの遺伝子が原因となっていることが分かっています。また原因遺伝子によってさまざまな病型があります。これまでの検査方法では、病型の正確な診断が困難なことがたびたびありました。この先進医療では角膜ジストロフィーに関連する遺伝子の解析を行うことができます。原因遺伝子が明らかになれば、病型の判別に加えて発症年齢、重症度、予後などが推定可能となります。またレーザー表層角膜切除術の効果の推定や再発リスクの判定、さらにコンタクトレンズなどにより進行を遅らせることができるかどうかがわかる場合もあります。
料金(私費)
20,000円

多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術

診療科
眼科
適応症
白内障
先進医療の内容(概要)
多焦点眼内レンズは、無水晶体眼の視力補正のために水晶体の代用として眼球後房に挿入される後房レンズである点では、従来の単焦点眼内レンズと変わりはない。
しかし、単焦点眼内レンズの焦点は遠方又は近方のひとつであるのに対し、多焦点眼内レンズはその多焦点機構により遠方及び近方の視力回復が可能となり、これに伴い眼鏡依存度が軽減される。
料金(私費)
383,000円

コラーゲン半月板補填材を用いた半月板修復療法 半月板損傷(関節鏡検査により半月板の欠損を有すると診断された患者に係るものに限る)

診療科
整形外科
適応症
半月板損傷(関節鏡検査により半月板の欠損を有すると診断された患者に係るものに限る。)
先進医療の内容(概要)
重度の半月板損傷では旧来の縫合術では本来の形状に修復できない程に欠損があり、切除する以外に有効な治療法がなかったが、切除術では中長期的には変形性関節症を続発するため、このような欠損のある半月板損傷にも温存治療が望まれていた。本技術は、このような欠損のある半月板損傷患者を対象に、コラーゲン半月板補填材を用いて修復し温存することを目指す世界初の治療法である。半月板欠損部に試験物を移植し縫合固定することで、試験物を足場とした修復反応が誘導され、欠損部に半月様組織が再生されることで、関節軟骨保護効果に寄与することが期待される。
料金(私費)
261,937円

自家嗅粘膜移植による脊髄再生治療 胸髄損傷(損傷後十二月以上経過してもなお下肢が完全な運動麻痺(米国脊髄損傷教会によるAISがAである患者に係るものに限る。)を呈するものに限る。)

診療科
脳神経外科
適応症
胸髄損傷(損傷後十二月以上経過してもなお下肢が完全な運動麻痺(米国脊髄損傷教会によるAISがAである患者に係るものに限る。)を呈するものに限る。)
先進医療の内容(概要)
自家嗅粘膜移植では、全身麻酔下に患者自身の鼻腔内に存在する嗅粘膜組織を内視鏡下に摘出する。そして摘出した嗅粘膜を手術室内で洗浄、細切後、脊髄損傷部位に存在する瘢痕組織を摘出して作製した移植床に直ちに移植する。嗅粘膜移植技術には、
[1] 損傷高位の脊椎を安全に切削し損傷脊髄を露出する、
[2] 損傷脊髄を顕微鏡下に正確に見極め瘢痕組織を切除する、
[3] 採取した嗅粘膜を母床に適切に移植する技術が必要である。
移植後は少なくとも1年間は週35時間程度のリハビリテーションを遂行し、軸索再生と新たに獲得された神経回路の維持の為訓練を行っていく。
料金(私費)
600,000円

放射線照射前に大量メトトレキサート療法を行った後のテモゾロミド内服投与及び放射線治療の併用療法並びにテモゾロミド内服投与の併用療法 初発の中枢神経系原発悪性リンパ腫(病理学見地からびまん性大細胞型B細胞リンパ腫であると確認されたものであって、原発部位が大脳、小脳又は脳幹であるものに限る。)

診療科
脳神経外科
適応症
初発の中枢神経系原発悪性リンパ腫(病理学見地からびまん性大細胞型B細胞リンパ腫であると確認されたものであって、原発部位が大脳、小脳又は脳幹であるものに限る。)
先進医療の内容(概要)
 大阪大学脳神経外科では、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)脳腫瘍グループにおける臨床試験「初発中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する照射前大量メトトレキサート療法+放射線治療と照射前大量メトトレキサート療法+テモゾロミド併用放射線治療+テモゾロミド維持療法とのランダム化比較試験」(JCOG1114試験)に参加しています。
 JCOG1114試験は、初発の中枢神経系原発悪性リンパ腫と診断された方を対象としています。中枢神経系原発悪性リンパ腫の治療としては、国内では従来、メトトレキサートという抗がん剤を大量に投与する化学療法を行ったのちに、放射線治療をおこなうという治療が行われてきました。しかし、この治療で、腫瘍が十分に抑制できず、再発などを起こす患者さんもいるのが現状です。これまでの国内外の臨床試験などの結果を踏まえ、上記のメトトレキサートと放射線治療をおこなう治療に、テモゾロミドという抗がん剤を組み合わせることで、治療成績が改善するのではないかと考えられています。このテモゾロミドは脳腫瘍を中心に国内外で広く使用され、他の悪性脳腫瘍では標準治療として国内でも承認されています。そこで本試験では、「メトトレキサート療法ののちに放射線治療をおこなう」という現在の標準治療と、「メトトレキサート療法ののちに、放射線治療中にテモゾロミドを併用し、さらに放射線治療後もテモゾロミドを継続する(維持療法)」という治療を比較し、どちらの治療が有効かを比較することになりました。
 本先進医療は、JCOG1114試験でランダム割り付けで、テモゾロミドを用いた治療に割り付けとなった方を対象とします。この治療を含む臨床試験により、中枢神経原発悪性リンパ腫のより良い治療開発を目的としています。
料金(私費)
96,000円

テモゾロミド用量強化療法 膠芽腫(初発時の初期治療後に再発又は増悪したものに限る。) 

診療科
脳神経外科
適応症
膠芽腫(初発時の初期治療後に再発又は増悪したものに限る。)
先進医療の内容(概要)
大阪大学脳神経外科では、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)脳腫瘍グループにおける臨床試験「再発膠芽腫に対する用量強化テモゾロミド+ベバシズマブ逐次併用療法をベバシズマブ療法と比較する多施設共同ランダム化第III相試験」(JCOG1308試験)に参加しています。
 JCOG1308試験は、放射線・テモゾロミドによる標準治療が行われたのちの初回再発膠芽腫の方を対象としています。膠芽腫の再発後の治療としては、国内ではベバシズマブを中心とした化学療法が中心に行われますが、腫瘍の抑制に効果的な治療法が十分に確立されていないのが現状です。これまでの国内外の臨床試験などの結果を踏まえ、上記のベバシズマブを投与する前に、テモゾロミドを初回治療時よりも増やした治療(用量強化テモゾロミド)をおこなうことで、治療成績が改善するのではないかと考えられています。そこで、本試験で再発後に最初からベバシズマブを投与する現在の標準治療と、「服用間隔を短くした(1週間ごとに服用と休薬を繰り返す)テモゾロミド療法を先におこない、その後ベバシズマブを用いる」治療を比較し、どちらの治療が有効かを比較することになりました。
 本先進医療は、JCOG1308試験でランダム割り付けで、用量強化テモゾロミド療法に割り付けとなった方を対象とします。この治療を含む臨床試験により、膠芽腫のより良い治療開発を目的としています。
料金(私費)
1コース(14日間)につき、2,171円

パクリタキセル静脈内投与(一週間に一回投与するものに限る。)及びカルボプラチン腹腔内投与(三週間に一回投与するものに限る。)の併用療法 上皮性卵巣がん、卵管がん又は原発性腹膜がん

診療科
産科・婦人科
適応症
上皮性卵巣がん、卵管がん又は原発性腹膜がん
先進医療の内容(概要)
進行期の上皮性卵巣がん、卵管がん、腹膜原発がんに対する、初回化学療法としてのパクリタキセルとカルボプラチン併用化学療法についてカルボプラチンの腹腔内投与と静脈内投与の安全性および有効性を比較検討する。
料金(私費)
5,600円

腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術

診療科
産科・婦人科
適応症
子宮体がん(ステージがIA期であってグレード3若しくは特殊型(漿液性腺がん、明細胞腺がん、がん肉腫等)のもの又はステージがIB期若しくはII期と疑われるものに限る。)
先進医療の内容(概要)
近年腹腔鏡下手術の機器、技術の進歩により、海外では婦人科悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術も積極的に行われている。特に早期子宮体癌に対しては低侵襲性と根治性を持ち合わせた治療手段として普及してきており、本邦でも2014年4月から保険収載となったが、現時点で腹腔鏡下に傍大動脈リンパ節郭清や広汎子宮全摘術を行うことは承認されていない。今回の研究は、I期子宮体癌で傍大動脈リンパ節郭清が必要な症例、および広汎子宮全摘が必要となるII期子宮体癌に対して、従来から開腹で行っていた子宮体癌根治術(広汎子宮全摘術や傍大動脈リンパ節郭清術を含む)を腹腔鏡で行い、その実用性、安全性、有効性、予後を評価することを目的する。
料金(私費)
809,000円

難治性頻回再発型 / ステロイド依存性ネフローゼ症候群に対するミコフェノール酸モフェチル経口投与

診療科
小児科
適応症
難治性頻回再発型 / ステロイド依存性ネフローゼ症候群
先進医療の内容(概要)
小児期発症難治性頻回再発型 / ステロイド依存性ネフローゼ症候群患者を対象とした多施設共同二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験により、リツキシマブ治療後に経口投与されるミコフェノール酸モフェチルがプラセボよりも寛解維持効果に優れることを検証する。
料金(私費)
31,100円
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