外国人患者受入れ医療機関認証制度（JMIP）更新審査を受審しました2019年03月20日

　1月22日、23日の2日間に渡り、外国人患者受入れ医療機関認証制度（JMIP）の更新審査を受けました。JMIPは、外国人患者の受入れに資する体制を第三者的に評価する制度であり、本院は2016年3月に国立大学病院で初めてとなる認証を受けました。認証の期間は3年間であるため、改めて今回、更新審査を受審したものです。

　多言語による「受入れ対応」、異文化・宗教に配慮した「患者サービス」、外国人患者に対応する「医療提供の運営」、外国人患者の受入れを担当する「組織体制と管理」、外国人患者のニーズに対応する「改善に向けた取り組み」の5項目について、書類調査、担当者合同面接、院内ラウンドによる審査が行われました。院内ラウンドでは実際に外来、病棟や受付を訪問し、外国人患者への対応に関するヒアリングや、院内表示及び書類の多言語化の確認等が行われました。

　調査後の講評では、小さな課題はいくつか指摘されたものの、「重病・重症の外国人訪日患者の受け入れ体制がしっかりと整えられている」と高評価を受け、3月1日付で認証を受けました。

　今後、本年6月にG20、9月にラグビーワールドカップ、来年には東京オリンピック、さらに2025年には大阪万博などの開催を控え、外国人が日本、特に大阪を訪れる機会が増加すると思われます。本院では、在留外国人や、日本の医療を求めて来日される外国人患者が、言葉や文化の障壁を感じずに安心して医療を受けてもらえるよう、今後も医療の国際化への対応に取り組んでまいります。


JMIPについて　（一般財団法人日本医療教育財団のJMIPに関するHPへリンクします）


（写真）英語併記に改められた看板。引き続き院内表示の多言語化に取り組みます。