お知らせ
クラウドファンディング「予兆なく命を奪う腹部大動脈瘤。臨床研究から治療法への光を見出したい」開始のお知らせ2024年09月11日
腹部大動脈瘤の治療薬創出を目指して!
「腹部大動脈瘤患者に対する世界初のトリカプリン投与試験」 にご支援を
ご寄附はこちらからお願いいたします。
⇒「大阪大学×READYFOR」
国立大学法人大阪大学はREADYFOR株式会社と実施しているクラウドファンディングプログラム「大阪大学×READYFOR」にて、「予兆なく命を奪う腹部大動脈瘤。臨床研究から治療法への光を見出したい」を公開し、試験実施にあたり、臨床試験の継続・拡充などへ活用する費用を募集いたします。
9月9日(月)から10月31日(木)まで、第一目標300万円として寄附金を募ります。
突然、命の危機に直面する腹部大動脈瘤。「名前は聞いたことがあるけど、どんな病気かよくわからない」という方々もいらっしゃるのではないでしょうか?この病気はお腹の最大の血管である腹部大動脈が、様々な原因でコブ状に膨れ無症状で進行し、ある時予兆なく破裂し命を奪います。腹部大動脈瘤の直径が50mmを超えた場合に破裂を予防する手術を行うかが検討されますが、基本的にはそれ以下の小さい腹部大動脈瘤に対して予防的手術は行われません。また、進行を遅らせたり、瘤を小さくする有効な薬はありません。腹部大動脈瘤と診断された患者さんは、常に破裂による突然死の不安を抱えています。しかし、私たちはこの現状を変えるため、「栄養成分トリカプリン」に希望を見出し、【腹部大動脈瘤患者に対する世界初のトリカプリン投与試験:F-HAAAT試験】を開始いたしました(2024/5/31 プレスリリース:「腹部大動脈瘤患者に対する世界初のトリカプリン投与試験を開始」)。
しかし、研究室の人員や資金はとても限られており、臨床試験を続けていくことや、研究の規模を大きくすることが難しい状況です。臨床試験を完遂し、試験の結果を公表し、腹部大動脈瘤では初となる治療法に発展させていくためには、我々の力だけでは足りません。そこで、大阪大学医学部附属病院を主体としてクラウドファンディングを行うことにいたしました。腹部大動脈瘤の治療薬を作るための第一歩として、皆様一人ひとりのお力をお借りできませんか?
研究責任医師からのメッセージ
樺 敬人(かんば たかひと) 大阪大学医学部附属病院 循環器内科/中性脂肪学共同研究講座
腹部大動脈瘤は、患者さんにとっても医療従事者にとっても厄介な病気です。私は臨床で腹部大動脈瘤患者さんを診察する度に、内科医としてできることがあまりに少なくずっと歯がゆさを感じていました。偶然出会ったトリカプリンの動物実験で腹部大動脈瘤が縮んでいるのを見て、とても衝撃を受けたことを良く覚えています。これがヒトにも同じ効果があれば、患者さん達は破裂の恐怖から少しでも解放され安心できるのではないかと思い、この研究を計画しました。動物実験の結果とヒトの結果が異なることはよく経験されますが、この研究のモデルとなった動物実験の腹部大動脈瘤は、ヒト腹部大動脈瘤と組織学的によく似ていることも、効果を期待させる要因の1つです。この研究を達成・発展させるために、皆様のご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。皆様のご支援が、この夢を実現する力になります。
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