コンセプト

 阪大病院は1993年に中之島から現在の場所に病院のインテリジェント化(インテリジェントホスピタル)を掲げ移転し、個々の診療科が高度な診療を実施するのみならず、緊密な診療科間、職種間の連携のもと、「最後の砦」として高度で安全な医療を提供してきました。
 未来を拓く先進医療の開発は阪大病院の重要な使命であり、臨床研究・トランスレーショナルリサーチ(TR)への長年に渡る取り組みが評価され、2015年8月に医療法上の臨床研究中核病院の認定を受けました。
 豊富な高度医療の経験と研究の実践を通じて、日本の医療界の将来を担う、豊かな人間性を持った優れた医療人の育成にも日々取り組んでいます。
 移転してから今日まで医療は日進月歩を続けています。また、医療のニーズは刻々と変化してきており、超高齢化社会を迎える将来は更に変化していきます。今後も「最後の砦」として、高度急性期への対応、拠点病院としての役割、未来を拓く先進医療の開発、高度医療人の育成を行っていくためには、病院をつくりかえ、将来のいかなる変化にも対応できうるフレキシビリティが求められます。
 既存の枠組みではなく一から可能性を考え、予想外の展開にも応えるポテンシャルを育み、病院に関わる全ての人が待ち遠しくなるような病院をつくっていくとの想いから「Futurability 待ち遠しくなる未来へ。」を新しい病院のコンセプトとして掲げました。
 また、現病院の「インテリジェントホスピタル」の概念を地域に拡げていき、「インテリジェントメディカルコミュニティ」を構築することで、本学のモットーである「地域に生き世界に伸びる」を実践し発展できる病院づくりを目指します。

※「Futurability」‥商標登録済(登録第5872547号)

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