循環器内科

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診療内容

循環器内科 診療科長 坂田 泰史
診療科長 坂田 泰史

当科では、循環器疾患全般を対象に、総勢60余名の日本循環器学会認定循環器専門医がそれぞれの専門性を生かし協力して診断・治療・予防に取り組んでいます。また、本院高度救命救急センターと連携し、24時間体制の救急医療を実施し、急性心筋梗塞症や心不全などの緊急症例の受け入れを行っています。心不全治療においては、心臓移植実施認定施設であり、軽症から重症まで全ての心不全に対し、日本の循環器内科の"最後の砦"としての使命感を持って取り組んでいます。特に心筋症は今まで多くの症例を経験し、鑑別診断、予後予測、治療まで先進的な試みも含めて力を入れています。また、虚血性心疾患に対しては、従来のマルチスライスCTや心筋シンチ検査に加え、冠動脈狭窄病変の血流低下の程度を測定するFFRCTを2020年12月に導入しました。侵襲の少ない検査法で冠動脈疾患を診断後、冠動脈造影や経皮的冠動脈インターベンションを実施しています。さらに、カテーテルアブレーション、ペースメーカ植込み、植込み型除細動器手術による不整脈治療においても、難治症例に積極的に取り組んでいます。また、Structural heart diseaseの診療にも積極的に取り組んでいます。急性期疾患を含め、循環器疾患に関わる症例をいつでもご紹介いただければと存じます。

特色

本院は心臓移植および補助人工心臓植込み実施認定施設であり、特に重症心不全診療に積極的に取り組んでいます。多岐にわたる画像診断検査を駆使して鑑別診断を行い、薬物療法から両室ペーシング療法、アブレーション、さらに心臓血管外科とチームを組みながら補助人工心臓装着・心臓移植なども行っています。また、自施設、および全国の施設や海外の施設と共同で、さまざまな臨床治験、臨床試験を多数行っています。心不全診療に関しましては、拡張型心筋症や肥大型心筋症、サルコイドーシス、アミロイドーシスなどの様々な心筋症の診療を行っており、心筋生検を中心に基礎疾患の鑑別に力を入れています。不整脈診療においては、ペースメーカ植込み、電気生理検査・アブレーション治療、ペースメーカ感染に対するエキシマレーザーを用いたリード抜去術など幅広く取り組んでいます。植え込み型心臓デバイスについては遠隔モニタリングによる管理も行っています。虚血性心疾患に対しては、320列マルチスライスCT、FFRCT、血管内超音波、OCT、MRIなどの画像診断を生かした診断・治療に取り組んでいます。また、冠動脈疾患の発症予防、再発予防に向けて代謝面からのアプローチを取り入れ、メタボリック症候群に代表される動脈硬化危険因子の集積状態に対する根本的な治療を目指しています。大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁植込み術(TAVI)は心臓外科と連携し1000例を超える症例数を経験しています。また、閉塞性肥大型心筋症に対する経皮的心筋中隔焼灼術や2018年度より開始した僧帽弁逆流症に対するカテーテル治療(MitraClip)、2019年度より開始した経カテーテル的心房中隔欠損(ASD)閉鎖術に加え、2021年度からは経カテーテル的卵円孔開存(PFO)閉鎖術を開始し、本院神経内科・脳卒中科で連携してBrain heart teamとして卵円孔開存、奇異性脳塞栓の治療にあたっています。

紹介時のお願い

当科では初診患者さんを広く受け入れ、待ち時間の短縮などサービスの向上のため、初診診療枠を毎日に拡充し、同時に各専門外来への直接のご紹介にも対応できるように体制を整えております。詳しくは最新の外来医師担当スケジュールをご覧ください。

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