歯科治療室

スタッフ

■歯科医師
内橋 俊大  歯科 歯科口腔外科
松井 沙織  歯科

■歯科衛生士
松下 恭子
大宅 匡代
村上 佳苗

診療内容

歯科治療室は、以前まで大阪大学歯学部附属病院から当番制で日替わりの歯科医師が往診し、入院中の患者さんの歯科治療を担当していましたが、継続的な治療をするには常勤歯科医師が必要との考えより、平成23年4月より1名の歯科医師(助教)が常勤で担当するようになりました。
また平成30年4月より歯科医師が増員し、2名体制となっております。
当室では、大阪大学医学部附属病院に入院中の患者さんが、原疾患の治療に専念できるよう歯科的サポートをすることを目的としています。
具体的には、

  • 一般歯科治療(ただし義歯やブリッジなどの製作が必要となる場合は、完成前に退院すると装着できずに混乱を招くため、長期入院患者さんに限定しております。その他の方で補綴物ご希望の方は、歯学部附属病院への紹介となります。)
  • 化学療法や放射線療法中の口腔ケア
  • 頭頸部領域、呼吸器領域、消化器領域等の悪性腫瘍の手術、臓器移植手術または心臓血管外科手術等の周術期口腔ケア
  • 各病棟で口腔ケアが困難な症例の補助的ケア
  • 免疫抑制予定およびビスホスホネート剤使用予定の患者の歯科的感染源の有無の評価とその除去
  • 骨髄移植後の患者様などの口腔粘膜疾患への対応
  • 救急救命部での口腔顎顔面外傷の処置
  • 入院中の多種多様な口腔内トラブル、歯科口腔外科疾患への対応

  • を主に行っております。

特色

常勤の歯科医師は、口腔外科専門医として大阪大学歯学部附属病院で経験をつんできましたので、一般歯科開業医ではできなかった全身的にリスクのある患者様の外科処置(抜歯・嚢胞摘出など)も主治医の許可があれば、処置いたします。ワーファリン服用中であってもPT-INR2.5(埋伏歯抜歯の場合は2.0)以下にコントロールされていれば、局所の止血対応をしっかりすることで抜歯可能です。
その他、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の頭頸部癌の方を対象に、大阪大学歯学部附属病院咀嚼補綴科と術前から連携し、症例によっては術後早期にシーネや顎義歯を装着することで、患者さんの早期社会復帰を目指しています。

紹介時のお願い

当室での治療対象は、大阪大学医学部附属病院の入院患者さんに限定されています。それ以外の患者さんは、大阪大学歯学部附属病院を受診してください。入院患者さんで歯科治療室での診察を希望される方は、かならず主治医より紹介していただいてください。

臨床研究について

当室では、現在、以下の臨床研究をおこなっています。ご協力よろしくお願いいたします。

・周術期口腔機能管理の効果及び効果予測因子に関する後ろ向き観察研究
・抗生剤の使用法と抜歯後の経過について

外来受診のご案内

診療受付時間

初診 午前8時30分~午前11時00分
再診 午前8時30分~午前11時30分
予約再診 午前8時30分~午後3時00分

※阪大病院では初診の方は医師の紹介状が必要です。

外来診療日

月~金曜日

休診日

土・日曜日、祝日、
年末年始(12月29日~1月3日)

交通アクセス・駐車場