学会参加・発表
2011年度
国際学会
日時 | 2011年4月5日~8日 |
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学会名 | International Forum on Quality and Safety in Healthcare 2011(アムステルダム、オランダ) |
発表者 | 中島和江 |
演題名 | The First International Improvement Science Symposium Development and implementation of a hospital-wide patient engagement programme with a culturally accepted tool in a Japanese university hospital |
内容1 | 第1回サイエンスシンポジウムで、大阪大学附属病院における医療安全への患者参加プログラムに関する演題が、約2000演題の中から口演発表10演題の一つに選ばれました。医療安全への患者参加支援を行うためのプログラムの開発及び導入プロセス、日本文化に着眼した患者支援ツール(いろはにほへとの7つの句とイラスト)の特徴、本プログラムに対する患者の評価や行動変容等について報告を行いました。参加者からは多くの支援的コメントや質問があり、自分達の病院でも利用したいという声をいただきました。 |
日時 | 2011年4月5日~8日 |
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学会名 | International Forum on Quality and Safety in Healthcare 2011(アムステルダム、オランダ) |
発表者 | 中島和江 |
演題名 | Development and implementation of a hospital-wide patient engagement programme with a culturally accepted tool in a Japanese university hospital |
内容2 | 第1回サイエンスシンポジウムで口演発表した内容は、ポスター発表も行うようになっていることから、同じ内容を発表しました。「いろはにほへと」の7つの句の中で、本院では「に:二度三度たずねることも遠慮なく治療の主役はあなたです」が圧倒的な人気でしたが、本学会の参加者に人気投票を行っていただいたところ、「ほ:ほっとする相手に話そう不安な気持ち」と「へ:変だなと思った時は確認を薬は正しくのみましょう」でした。 |
日時 | 2011年4月5日~8日 |
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学会名 | International Forum on Quality and Safety in Healthcare 2011(アムステルダム、オランダ) |
発表者 | 中島和江 |
演題名 | Special session dedicated to healthcare profesisonals in the disaster area:Live from Fukushima |
内容3 | Live from Fukushima: doctors share their experiences with delegates at Quality Forum |
国内学会
日時 | 2011年11月19日~20日 |
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学会名 | 第6回医療の質・安全学会学術集会(東京) |
発表者 | 中島和江 |
演題名 | 教育講演:医療および医療安全への患者参加~国内外の知見と実践~ |
内容1 | 患者参加(Patient Engagement)に関する国内外の最新の知見や、大阪大学医学部附属病院の患者参加プログラム「いろはうた」の概要を紹介し、医療の質と安全性を向上するための患者参加の在り方や課題、新しいチャレンジについて講演しました。また、2011年4月にアムステルダムで開催された国際学会International Forum on Quality and Safety in Healthcare 2011において、イタリアやニジェールのパネリストとともに実施した患者参加のセッション“Patient Engagement-Cultural adaptation of a patient satisfaction tool”のVTR(作成:BMJ Group 日本語字幕:大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部)を用い、患者参加の有用性や継続性を担保するプログラム展開のためのポイント等に関する意見交換について紹介しました。 |
日時 | 2011年11月19日~20日 |
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学会名 | 第6回医療の質・安全学会学術集会(東京) |
座長 | 中島和江 |
演題名 | 国際医療の質・安全学会2011 遠隔地参加プログラム「より良い医療を、より安全に、より低コストで」 |
内容2 | 医療の質・安全に関する国際学会のうち最大規模の“International Forum on Quality & Safety in Health Care”の遠隔地参加プログラムです。BMJ Groupにより2010年から始められたものです。第2回目になる今年は、2011年4月にオランダのアムステルダムで開催されたプログラムの中から、「手術安全チェックリスト(Atul Gawande)」、「組織の安全文化(Rein Willems)」、「ITによる健康革命(John Moore)」の3つの講演を日本語 字幕付き(中央クオリティマネジメント部により作成)で紹介しました。それぞれの講演について、特別コメンテーターとして3名の日本の専門家にもご講演いただき、インターラクティブなディスカッションを行いました。国際学会の雰囲気を知るだけでなく、日本の課題についても学習する機会となりました。 |
日時 | 2011年11月19日~20日 |
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学会名 | 第6回医療の質・安全学会学術集会(東京) |
発表者 | 池辺良重 |
演題名 | 医療安全教育の評価・フィードバックにおける情報処理技術の活用と成果 |
内容3 | 医療安全教育において、現場のニーズの把握や実施した教育に関する評価を行うことは重要です。当院では、効率的に医療安全教育の評価・フィードバックを行うことを目的として、手書きの文字情報を画像データとして読み取り、そのデータをCSVに出力できるアンケートシステムを導入しました。その結果、多数のアンケート用紙に書かれた現場の声を短時間で集計・分析し、講習会等の教育の企画や院内ラウンド等の次の医療安全活動につなげることができたことを発表しました。 |
日時 | 2011年9月29日~30日 |
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学会名 | 第37回日本診療情報管理学会学術大会(福岡) |
発表者 | 長浜宗敏 |
演題名 | 部門間連携に重点を置いたクオリティ・インディケータ(QI)の精度向上への取り組み |
内容1 | 本院では、病院機能評価の更新を期にクリニカルインディケータ(以下、QI)の見 直しが行われました。より精度の高いQIを継続して測定するために、QIの基となるデータの所在確認、及びデータ連携に向けた部門間調整に診療情報管理士が携わりました。また、各部署の情報管理者に対してヒアリングを行い、抽出プロセスの再確認、QI情報の長期的管理方法などについての助言を行いました。QI抽出から公開までの運用プロセスの中で明らかになった問題点と、その対応方法について報告を行いました。 |
日時 | 2011年9月29日~30日 |
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学会名 | 第37回日本診療情報管理学会学術大会(福岡) |
発表者 | 池辺良重 |
演題名 | 医療安全を目的とした注射実施入力に関する定量的分析 |
内容2 | 本院では、入院患者に対して注射や輸血を実施する際に、PDA(携帯端末)またはノートパソコン付属のバーコードリーダーを用いて、患者のネームバンドと製剤ラベルのバーコードを照合確認することが推奨されています。そこで、病院情報システムから抽出した注射実施入力データと、医師・看護師を対象にした注射実施入力に関する実態調査を分析しました。望ましい診療プロセスを明確化し、診療プロセスに対するバリアンス情報を抽出することにより、バリアンスの要因に対して対策を講ずることの重要性を報告しました。 |
日時 | 2011年6月17日~18日 |
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学会名 | 第15回日本医療情報学会春季学術大会(千葉) |
発表者 | 池辺良重 |
演題名 | インシデントレポートから見た病院情報システム更新前後の評価 |
内容1 | 2010年1月に稼働した病院情報システムの更新前後のインシデントレポートを分析しました。システムは転記ミスやオーダ時の禁忌チェック等において安全に寄与している一方で、うまく活用されていない場合もあり、ユーザ教育やシステムの再検討等により更なる改善の必要性があることについての発表を行いました。 |