学会参加・発表
2012年度
国際学会
日時 | 2012年4月17日~20日 |
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学会名 | International Forum on Quality and Safety in Healthcare 2012(パリ、フランス) |
発表者 | 中島和江 |
演題名 | Introduction of non-technical skills to undergraduate patient safety education for medical and other healthcare students |
内容1 | 限られた時間で効果的な医療安全教育を行う方法を探索することを目的として、複数の大学の医学生、歯学生、薬学生、看護学生等に対して、ノンテクニカルスキルに関する教育を、コミュニケーションに関連したクイズ、ヒューマンエラーのメカニズムと具体例、チーム医療におけるノンテクニカルスキルの重要性に関するビデオ上映(Bromiley氏作成の"Just a Routine Operation")・グループディスカッション・講師からのフィードバックの構成で90分間行い、学生の理解度等について分析した結果を報告しました。 |
日時 | 2012年4月17日~20日 |
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学会名 | International Forum on Quality and Safety in Healthcare 2012(パリ、フランス) |
発表者 | 高橋りょう子 |
演題名 | Airway risk assessment:untapped patient safety issue in a muliti-disciplinary hospital |
内容2 | 国際医療の質・安全学会において、ポスター発表を行いました。高次総合病院においては、種々の合併疾患を有する患者の鎮静や人工呼吸中の気道管理はハイリスク事象であることから、複数診療科のスペシャリストのチームにより、全病院に対して実施した気道に関するリスク評価やトラブル対処に関する教育及びその効果について、発表しました。 |
日時 | 2012年4月17日~20日 |
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学会名 | International Forum on Quality and Safety in Healthcare 2012(パリ、フランス) |
発表者 | 池尻朋 |
演題名 | Nurses' recognition of patient engagement by a hospital-wide intranet questionnaire |
内容3 | 国際医療の質・安全学会においてポスター発表を行いました。本院では2010年6月より医療及び医療安全への積極的な患者参加を促す阪大「いろはうた」の取り組みを実施しています。取り組み開始から一年後に病棟看護師を対象に、「いろはうた」の感想や新しいアイデア等に関して、イントラネットを利用したアンケート調査を実施しました。今回の発表では、本調査の結果について過去に実施した患者アンケートによって得られた知見との共通点を明示し、「いろはうた」を院内に定着させるための具体的な方法や展望について発表しました。会場からは取り組みを継続する方法として、臨床現場の声を積極的に取り入れることが必要だ、といった声が聞かれました。 |
国内学会
日時 | 2012年11月23日~24日 |
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学会名 | 第7回医療の質・安全学会学術集会(さいたま) |
発表者 | 團寛子 |
演題名 | 医療現場における業務プロセスの確認を可能にしたシミュレーションラウンドの実施 |
内容1 | 輸血実施マニュアルの遵守状況を確認するために実施した院内ラウンドの方法について発表しました。本ラウンドでは、1つの医療行為の手技という断面だけを見るのではなく、電子カルテ上の運用も含めた医療行為に伴う一連の業務を本番同様の環境下でシミュレーションを行うことで、マニュアルの遵守状況の確認だけでなく、遵守の妨げになる問題点を洗いだすことも可能であることを紹介しました。 |
日時 | 2012年11月23日~24日 |
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学会名 | 第7回医療の質・安全学会学術集会(さいたま) |
発表者 | 上間あおい |
演題名 | 日本国内における “International Forum on Quality & Safety in Healthcare, Remote Participation Program(国際医療の質・安全学会遠隔地参加プログラム)” の評価と課題 |
内容1 | 医療の質・安全に関する最大規模の国際学会である“International Forum on Quality & Safety in Healthcare”(BMJ Group主催)の、講演映像及び内容を紹介・解説するプログラムを、2010年、2011年に大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部が日本国内で開催しました。本発表では、準備から開催までの流れや、参加者の概要、アンケート結果を踏まえ、プログラムの意義や課題について報告しました。 |
日時 | 2012年11月23日~24日 |
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学会名 | 第7回医療の質・安全学会学術集会(さいたま) |
発表者 | 池尻朋 |
演題名 | 医療安全への患者参加支援プログラム「阪大いろはうた」に対する看護師の認識 |
内容2 | 当部で開発し、病院全体で取り組んでいる患者参加支援プログラム「阪大いろはうた」について、より効果的で継続性のある運用方法を明らかにすることを目的とした、職員の認識調査に関する発表を行いました。病棟看護師の7割が取り組みは患者の安全・安心な入院生活に寄与していると評価する一方で、医療への患者参加支援には、取り組みの目的や意義に対する職員への教育が必要であること、患者の声を職員へフィードバックする必要があること、さらに、看護師からの説明に加えて患者自身が取り組み内容を自由に確認できる手段も必要だということがわかりました。結果に加えて、新たに職員向けに開催した講習会やテレビ「いろはうた」の製作、実施状況についても発表しました。 |
日時 | 2012年11月15日~17日 |
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学会名 | 第32回医療情報学連合大会(新潟) |
発表者 | 島井良重 |
演題名 | eラーニングを用いた医療安全教育の実践 |
内容 | 本院では、2010年9月に医療安全教育に適したeラーニングシステムを新規開発し、運用を開始しました。eラーニングを用いた医療安全教育を行うための実践プロセスを、1)教材作成、2)教材の登録、3)受講アナウンス、4)受講状況のモニター、5)受講者及び講師への受講状況や結果等のフィードバックの5段階に明確化し、実施したことについて報告しました。また、その実践プロセスを用いて、院内講習会や各診療科等における教育、医療安全に関する調査・教育を行い、受講率が上がったこと、テストやアンケートの結果の把握が短時間で可能になったこと等の運用開始後2年間の実践結果について報告しました。 |
日時 | 2012年11月15日~17日 |
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学会名 | 第32回医療情報学連合大会(新潟) |
参加者 | 長浜宗敏 |
概要 | 学会テーマ「地域社会に貢献する医療情報学:元気で長生きするための医療をめざして」 医療情報に関連したシステム導入や管理運用など、最新のノウハウや、他施設での取り組みについて学びました。 「診療情報電子化時代の情報開示における現状と課題」のセッションでは、電子カルテでの開示運用の注意点、印刷ルールの必要性等について発表・意見交換が行われ、診療記録の一部が印刷できなかった事例や、印刷範囲の問題から患者トラブルにつながった事例等が紹介され、病院における開示規定の整備の参考になりました。 また、企業展示エリアでは、本院eラーニングシステムの開発担当企業の出展があり、本院のeラーニングシステムに関する紹介や説明が行われていました。 |
日時 | 2012年6月16日 |
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学会名 | 第15回日本臨床救急医学会(熊本) |
発表者 | 高橋りょう子 |
演題名 | シンポジウム「Rapid response system;日本の現状から国際標準に向かって」 |
内容 | 日本臨床救急医学会 院内救急対応システム検討委員会による委員会企画シンポジウム「Rapid response system;日本の現状から国際標準に向かって」において、指定演者として、本院におけるCPRコールシステムの体制、発足から今日までの実績と問題解決、及び今後の課題について述べました。各演者からの発表の後、中小規模病院において、Rapid Responseを担保するために必要な点についてディスカッションを行いました。 http://jsem.umin.ac.jp/about/rrs_index.html |
日時 | 2012年6月6日~8日 |
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学会名 | 日本麻酔科学会第59回学術集会(神戸) |
参加者 | 高橋りょう子 |
概要 | 日本麻酔科学会第59回学術集会に参加しました。医療ガス等の安全に関するセッションでは、手術室おいて電気や医療ガスの供給が止まった場合に、使用中の呼吸器や麻酔器がどのような作動をするのかについてや、医療ガスボンベの正しい取り扱い方法等について、実機を用い、具体的にわかりやすい呈示が行われました。意外に知られていない基本的な操作を正しく習得すること、また、非常時に発生することを知り、対処を想定しておくことの重要性を効果的に学習する方法として参考になりました。 |