学会参加・発表
2021年度
国際学会
日時 | 2021年8月19日 |
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学会名 | The Resilient Health Care Society 2021 workshop (オンライン開催) |
発表者 | 佐々木一樹 |
演題名 | Crisis management:Our approaches to surgeries under COVID-19 crisis |
内容 | 大阪大学消化器外科では、コロナ禍の影響を受け、手術枠を一時的に制限せざるを得ませんでした。この擾乱に対し、予定手術の患者は全例、COVID-19のPCR検査を施行し院内感染を防ぎ、待機可能な症例は延期し、状況により関連病院に手術を依頼する等の対策を講じることで、必要な患者の手術を滞りなく行うことができたことを報告しました。 |
日時 | 2021年8月18日 |
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学会名 | The Resilient Health Care Society 2021 workshop (オンライン開催) |
発表者 | 木下徳康、中島和江 |
演題名 | An FRAM analysis of a fatal medication adverse event for proactive safety management by understanding everyday clinical work |
内容 | 複雑適応系システムの分析手法であるFRAM(Functional Resonance Analysis Method)を用いて、実際の医療事故がどのように発生したかを解説し、先行的な安全対策には環境の変化に人々が柔軟に対応できるシステム設計が重要である旨を報告しました。 |
日時 | 2021年8月17日 |
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学会名 | The Resilient Health Care Society 2021 workshop (オンライン開催) |
発表者 | 北村温美、徳永あゆみ |
演題名 | Peer-to-peer interacting platform empowering patients with cancer and chronic diseases |
内容 | がん、糖尿病、慢性腎不全などの慢性疾患患者110名にアンケート調査を行った結果、生活と治療を両立させていくための情報、時間、身体・精神的サポートが不足していること、6割の患者が同じ疾患を持つ他患者との交流を望んでいること、患者間の交流は経験知の共有と心理的サポートを通じたエンパワメント効果を有する可能性が示唆されたことを報告しました。 |
日時 | 2021年8月16日 |
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学会名 | The Resilient Health Care Society 2021 workshop (オンライン開催) |
発表者 | 佐藤 仁 |
演題名 | Real-time information-sharing through a Wireless Intercom System among Anaesthesiologists to enhance their adaptive capacity in an operating department. |
内容 | 麻酔科医の働く手術室が、情報の観点から見ると、個々に区切られた隔絶した仕事環境であること、そこにリアルタイムで双方向型のコミュニケーションツールを導入することで、麻酔科医チームの適応的能力が向上すること、またチームの心理的な安心感の向上につながることを報告しました。 |
国内学会
日時 | 2021年11月27日 |
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学会名 | 第16回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催) |
セッション名 | シンポジウム2:実践!レジリエント・ヘルスケア |
座長 | 中島和江1)、徳永あゆみ2) 大阪大学医学部附属病院/ 独立行政法人 労働者健康安全機構1) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部2) |
演者一覧 | 中村京太1,2)、小野和代3,4)、佐藤 仁1,5)、北村温美1) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1) 横浜市立大学附属市民総合医療センター 医療の質・安全管理部2) 東京医科歯科大学 統合診療機構3) 東京医科歯科大学病院 医療安全管理部4) 横浜市立大学附属市民総合医療センター 麻酔科5) |
発表者 | 中村京太1,2) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1) 横浜市立大学附属市民総合医療センター 医療の質・安全管理部2) |
演題名 | In situ simulation で超えるちょっとした障壁 |
内容 | In situ simulationは、現場で生じる物理的な壁、認知の壁、心理的な壁などを認識する機会となり、多職種が協働して解決策を見出すことでシステムの適応能力向上につながることを報告し、レジリエンス実装にむけた手法としての可能性についてディスカッションしました。 |
発表者 | 佐藤 仁1,2) 横浜市立大学附属市民総合医療センター 麻酔科1) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部2) |
演題名 | ワイヤレスインターカムによるリアルタイムな情報共有が促進する麻酔科医チームの適応力向上: 自律分散型のチームがもたらす質の向上 |
内容 | 麻酔科医のコミュニケーションツールとして、ワイヤレスインターカムを導入したことで、麻酔科医チームがトップダウン型から自律分散型のチームへと変化し、 日常業務の中でも、緊急時の対応においてもチームとしての適応力の向上が得られたことを、シミュレーションでの実証データとともに報告しました。 |
発表者 | 北村温美1)、徳永あゆみ1)、中島和江2,3) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1) 労働者健康安全機構2) 大阪大学3) |
演題名 | Patient journey を支える「つながり」 |
内容 | 患者自身が望むpatient journeyを支援するためには、病院の中での急性期治療のみでなく、日常生活の中での自律的なセルフケアや治療との両立を可能とする取り組みが必要であること、および、患者間のピアサポートは医療者だけでは達成できない効果的な取り組みであることを報告しました。 |
日時 | 2021年11月27日 |
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学会名 | 第16回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催) | 発表者 | 新谷拓也1,2)、北村温美1,3)、門脇裕子1,2)、奥田真弘2)、中村京太1)、中島和江1) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1) 大阪大学医学部附属病院 薬剤部2) 国立大学附属病院医療安全管理協議会・質向上実践委員会3) |
演題名 | 【患者安全 Patient safety】免疫抑制・化学療法によるB型肝炎の再活性化予防対策に関する実態調査 |
内容 | 免疫抑制・化学療法によるB型肝炎の再活性化を予防するために、治療前のスクリーニングが推奨されています。 今回、全国国立大学附属病院42施設を対象にスクリーニングを漏れなく行うための安全対策について、具体的な取り組みや課題についてアンケート調査を行い、その実態を報告しました。 |
日時 | 2021年11月27日 |
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学会名 | 第16回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催) |
発表者 | 新開裕幸、百田真弓、徳永あゆみ、北村温美、中村京太 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部 |
演題名 | 【患者安全 Patient safety】ハイケアユニットにおける、テクニカルアラームの現状に関する検討 |
内容 | ハイケアユニットにおけるテクニカルアラームの実情を調査し、アラーム疲労の要因や背景について検討した内容を報告しました。 |
日時 | 2021年11月27日 |
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学会名 | 第16回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催) |
発表者 | 中村京太1,2)、酒井拓磨3)、安部 猛2)、齊藤剛史4)、冬野美晴5)、Frank Coffey6)、Andrew MacKenzie7)、土屋慶子8)、種市 瑛8) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1) 横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命センター2) 広域医療法人EMS 松岡救急クリニック3) 九州工業大学 大学院情報工学研究院4) 九州大学 芸術工学研究院5) Nottingham University, Hospital Queens Medical Centre6) Nottingham Trent University, Department of Psychology7) 横浜市立大学 都市社会文化研究科8) |
演題名 | 【能力開発とチーム医療 Building Capability and Leadership】日英救急医療チーム・インタラクションでの共同行為はいかに可能か:視線解析メガネを用いたチーム・リーダーの依頼行為パターン分析 |
内容 | 複雑な状況に対して適応的に振舞う救急医療チームにおけるリーダーからの依頼会話と視線配布を解析し、共同研究機関である英国ノッティンガム大学のデータと比較検討した結果を報告しました。 |
日時 | 2021年11月27日 |
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学会名 | 第16回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催) |
発表者 | 西本真太朗1,2)、中村京太1)、北村温美1)、徳永あゆみ1)、上間あおい1)、新谷拓也1)、佐々木一樹1)、新開裕幸1)、百田真弓1)、中島和江3,4) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1) 大阪大学大学院歯学研究科口腔分子感染制御学講座(歯科保存学教室)2) 独立行政法人 労働者健康安全機構3) 大阪大学医学部4) |
演題名 | 「安全なワクチン接種のための11Tips」の開発 |
内容 | 新型コロナワクチン集団接種の開始とともにインシデント事例が多数報道されました。われわれは、大規模接種会場、職域接種会場の見学や接種担当者とのディスカッションを行い、安全かつ効率的なワクチン接種の実現に向けた工夫を多職種で多角的に検討し、シンプルなメッセージとイラストを中心とした解説から構成される「安全なワクチン接種のための11Tips」を作成・公表したことを報告しました。 |
日時 | 2021年11月27日 |
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学会名 | 第16回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催) |
発表者 | 百田真弓、新開裕幸、新谷拓也、上間あおい、佐々木一樹、徳永あゆみ、北村温美、佐藤 仁、中村京太 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部 |
演題名 | 当院におけるインシデントレポートを有効活用するための取り組み-インシデントレポートモニター制度について- |
内容 | 当院の特色であるリスクマネジメント委員会の委員による「インシデントレポートモニター制度」について報告しました。医療安全部門のみでなく、臨床現場の管理者が協働することにより、院内の医療安全に多角的な視点が得られ、より現場の声を反映した効果的な再発防止策となっていることを発表しました。 |
日時 | 2021年10月10日 |
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学会名 | 第31回日本医療薬学会年会(オンライン開催) |
発表者 | 木下徳康1,3)、新谷拓也1,3)、廣部祥子1,2)、中村京太3)、前田真一郎1,2)、奥田真弘1) 大阪大学医学部附属病院 薬剤部1) 大阪大学大学院薬学研究科2) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部3) |
演題名 | アクティブラーニングを取り入れた薬学生医療安全教育プログラムの開発及びテキストマイニングを用いた評価 |
内容 | 阪大病院薬学実習生に対して、ヒューマンエラー及びノンテクニカルスキルを体験できるアクティブラーニングと座学を組み合わせた医療安全教育プログラムを導入しました。学習効果についてアンケート及びテキストマイニングを用いて評価することで、本プログラムが医療安全学の知識習得及び医療安全学に対する好奇心の向上に寄与することを報告しました。 |
日時 | 2021年10月10日 |
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学会名 | 第31回日本医療薬学会年会(オンライン開催) |
発表者 | 新谷拓也1,2)、木下徳康1,2)、百田真弓1)、徳永あゆみ1)、新開裕幸1)、北村温美1)、奥田真弘2)、中村京太1) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1) 大阪大学医学部附属病院 薬剤部2) |
演題名 | 多職種協働で作成した内服薬経管投与に関するe-ラーニング教材の有用性 |
内容 | 内服薬を経管投与に関するインシデントにおいて、経管投与不適の薬剤投与や懸濁方法の誤認識によるチューブ閉塞の報告が年間数件あることから経管投与に関する知識向上を目的としたe-ラーニング教材を作成しました。視聴者のアンケート結果をもとに本教材の有用性を報告しました。 |