教育の実施

2018年度

院内

研修医向け

研修医スキルアップセミナー 第3回「エコー下CV穿刺のピットフォール」(2019.3.12)
(30分)(臨床研修医10名)
 エコーガイド下の中心静脈穿刺が推奨されていますが、穿刺針の先端をエコーで捉えることの重要性を認識し、その手技を獲得するために、当部の高橋敬子(専門:循環器内科)、中村京太(専門:救急医学)のインストラクションのもと、血管モデルとエコーを用いて実技研修を行いました。参加者からは、「CV穿刺だけでなくFNAでも役に立つ」「針先を描出して追尾する手技をより深めたい」等の感想が寄せられました。
研修医スキルアップセミナー 第2回「実技で学ぶ緊急気道確保(応用編)~適応判断の取得~」(2018.11.6)
(30分)(臨床研修医5名)
 2018年7月に開催した研修医スキルアップセミナー第1回「実技で学ぶ緊急気道確保」の続編として第2回「実技で学ぶ緊急気道確保(応用編)~適応判断の取得~」を開催し、当部の赤澤仁司(専門:耳鼻咽喉科・頭頸部外科)、中村京太(専門:救急医学)がインストラクションを担当しました。第1回で実習した輪状甲状間膜穿刺を適切な場面で実施できることを目的として、シミュレーターを用いたシナリオトレーニングを行いました。参加者はシナリオに沿って適切に輪状甲状間膜穿刺を行う判断ができるようになりました。参加者からは今後の診療に役立つといった感想がよせられました。
研修医スキルアップセミナー 第1回「実技で学ぶ緊急気道確保」(2018.7.31)(30分)
(臨床研修医13名)
 初期研修医の医療安全に資する臨床実践力向上を目的として、今年度より卒後教育開発センターと共同で「研修医スキルアップセミナー」を開催することとしました。第1回は「実技で学ぶ緊急気道確保」のテーマで、当部の赤澤仁司(専門:耳鼻咽喉科・頭頸部外科)、中村京太(専門:救急医学)が担当しました。喉頭の解剖や気道確保の具体的手法について模範実技とともに解説を行ったのち、実際にブタの喉頭を用いて研修医自らが輪状甲状間膜穿刺の手技を練習しました。参加者からは「緊急時に必要な手技でも実際に練習することはないため、今回の実技は非常に貴重な機会でした。」「こういったラボや講義はとても役に立つので積極的に参加したい。」といった感想が寄せられました。

多職種向け

新入職員オリエンテーション(2018.4.2)(50分)
(臨床研修医・看護師・医療技術職員等 計214名)
 多職種の新採用者に対して、医療安全のための注意点(患者の確認、物の確認、患者と物の照合、ノンテクニカルスキル、患者情報の収集とカルテ記載・参照、知識の習得等)について説明しました。演習では、院内救急の際の応援要請の唱和を行い要請方法を学習しました。また、輸液実施のシミュレーションを通して患者確認における「同定」と「照合」の正しい方法について学習しました。参加者からは、「誰にでも起こり得るリスクであるので、しっかり指さし・声出しして、事故を予防しようと思った。」「実際に患者確認の同定、照合をすることで、確認するための意識が高くなった。」等の感想が寄せられました。