学会参加・発表

2020年度

国際学会

口演
日時 2020年8月12日
学会名 The first webinar 2020 [The Resilient Health Care Society] (オンライン開催)
発表者 中島和江、北村温美、中村京太
演題名 Adaptive responses to the COVID-19 pandemic in Japan: government, people and health care
内容  Covid-19のパンデミック初期に、我が国の自治体と基幹病院のリーダー、現場スタッフが限られた資源、マンパワー、情報の中でどのように柔軟かつ速やかな調整を行い必要な医療を提供し続けたかについて発表しました。

国内学会

パネルディスカッション
日時 2020年11月23日
学会名 第15回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催)
座長 中島和江1)、田村利枝2)
独立行政法人 労働者健康安全機構1)
岡山大学 周術期管理センター2)
演者一覧 北村温美1)、西澤延宏2)、有澤礼子3)、望月美記代4)
医療安全・質向上のための相互チェック実施に伴う重点項目の評価方法と基準の作成等に係るワーキンググループ、大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1)
JA長野厚生連 佐久総合病院・佐久医療センター2)
倉敷中央病院 薬剤部3)
滋賀医科大学医学部附属病院 看護部患者支援センター4)
発表者 北村温美
セッション名 パネルディスカッション:医療の質向上と最適化を目指したPatient Flow Management(PFM)の構築に向けて
演題名 国公立大学病院のPatient Flow Management(PFM)に関する体制整備と運用状況および課題について
内容  患者の高齢化に伴う病態の複雑化や入院期間の短縮など、入院医療の質と安全性を維持するためのハードルが上がっている今日において、入院前に患者の情報を収集、リスク評価し、多職種で先行的介入を行うPatient Flow Management(PFM)が注目されています。本パネルディスカッションでは、先進的にPFMを構築してきた3施設から、その取り組みを紹介いただき、システム構築、運用がうまくいくためのキーワードについてディスカッションを行いました。
シンポジウム
日時 2020年11月22日
学会名 第15回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催)
演者一覧 後藤田卓志1)、佐藤 仁2)、山本英雄3)、丸山雅道4)、徳永あゆみ5)
日本大学病院 消化器外科1)
横浜市立大学附属市民総合医療センター 麻酔科、大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部2)
聖隷袋井市民病院 画像診断室3)
岡山大学病院 医療安全管理部4)
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部5)
発表者 佐藤 仁
セッション名 シンポジウム:手術部外での処置における安全のあり方
演題名 麻酔科医からみた手術室外での侵襲的処置時の安全管理
内容  昨今、消化器内視鏡治療をはじめとして、手術室外での検査・処置時に鎮静・麻酔が施行される機会が増加しています。この発表では、麻酔科医の視点から、鎮静・麻酔の際に役立つ事前の気道・循環の評価法、安全性を高めるために役立つモニターとその使用法、多職種で取り組む手術室外での処置時の安全向上に向けた取り組みについて紹介しました。
シンポジウム
日時 2020年11月22日
学会名 第15回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催)
演者一覧 後藤田卓志1)、佐藤 仁2)、山本英雄3)、丸山雅道4)、徳永あゆみ5)
日本大学病院 消化器外科1)
横浜市立大学附属市民総合医療センター 麻酔科、大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部2)
聖隷袋井市民病院 画像診断室3)
岡山大学病院 医療安全管理部4)
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部5)
発表者 徳永あゆみ
セッション名 シンポジウム:手術部外での処置における安全のあり方
演題名 Safety-Ⅱにもとづく放射線部処置用ブリーフィングツールの開発
内容  内視鏡室、放射線部など手術部外での処置は、年々その種類と侵襲度が増しており、処置担当チームと処置をサポートする部門スタッフの連携が重要です。当院では放射線部処置に焦点を当て、病院横断的なワーキンググループにおいて、各診療科および放射線部におけるプラクティスの全体像を把握し、それらを踏まえたブリーフィングのためのチェックリストの開発中であり、その特徴、臨床現場での適用に向けた調整内容をSafety-Ⅱの視点を交えて論じました。
口演
日時 2020年11月22日
学会名 第15回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催)
座長 北村温美
発表者 新開裕幸、百田真弓、徳永あゆみ、北村温美、中村京太、中島和江
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部
演題名 【レジリエンス】レジリエント・ヘルスケアに基づいた輸血安全対策検討の試み
内容  PDA認証のない輸血製剤投与事例について、看護部・輸血部・中央クオリティマネジメント部が協働し背景を調査し、日常臨床業務の中でそれが生じた背景と、レジリエント・ヘルスケアの観点から検討した先行的安全対策について報告しました。
口演
日時 2020年11月22日
学会名 第15回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催)
発表者 新谷拓也1,2)、木下徳康1,2)、原 伸輔2)、徳永あゆみ1)、北村温美1)、奥田真弘2)、中村京太1)、中島和江1)
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部1)
大阪大学医学部附属病院 薬剤部2)
演題名 【薬剤管理1】薬剤師外来による長期介入の現状とその意義
内容  がん患者を対象とした薬剤師外来は、がん患者指導管理料ハに基づき6回までの算定上限が定められていますが、7回以上の指導を要する患者が一定数存在しています。7回目以降の長期介入例に着目すると、分子標的薬の副作用管理に関する指導内容が多く、分子標的薬治療を継続するための患者支援に寄与していることを報告しました。
口演
日時 2020年11月22日
学会名 第15回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催)
発表者 木下徳康、北村温美、徳永あゆみ、新谷拓也、中村京太、中島和江
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部
演題名 【薬剤管理3】免疫抑制剤・化学療法に伴うB型肝炎ウイルス再活性化予防システムの評価と課題
内容  免疫抑制剤・化学療法に伴うHBV再活性化は、重篤化する可能性が極めて高く、回避すべき合併症として知られています。今回、阪大病院に新たに導入されたHBV再活性化予防のためのモニタリングシステムの有用性と課題について報告しました。
ポスター
日時 2020年11月22日
学会名 第15回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催)
発表者 中村京太1,2)、酒井拓磨3)、安部 猛1)、齊藤剛史4)、土屋慶子5)、種市 瑛5)
横浜市立大学附属市民総合医療センター 医療の質・安全管理部1) 大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部2)
広域医療法人EMS 松岡救急クリニック3)
九州工業大学 大学院情報工学研究院4)
横浜市立大学 都市社会文化研究科5)
演題名 救急医療チーム・リーダーは診療中モニタをどのくらい注視しているのか:視線解析メガネを用いたリーダーの視線と依頼発話の分析
内容  救急医療チームがどのように上手く機能しているかを明らかにすることを目的に、ノンテクニカルスキル、特に非言語コミュニケーションに着目し、in situ simulationシナリオ中でリーダーの視線と依頼会話について分析しました。リーダーは平均2秒に1回モニターを注視し、メンバーへの指示前後に長めの情報注視を行っていることを報告しました。
ポスター
日時 2020年11月22日
学会名 第15回医療の質・安全学会学術集会(オンライン開催)
発表者 百田真弓、新開裕幸、徳永あゆみ、北村温美、中村京太、中島和江
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部
演題名 副看護師長と協働し、現場の主体的な患者誤認防止活動を促したGRMの役割
内容  当院において、GRMが副看護師長と協働して患者誤認防止をテーマとした3年間の医療安全活動について報告しました。医療安全活動を臨床現場で展開、継続するためには、現場の意見を踏まえた安全対策をフィードバックすること、現場のコンテクストをよく知る管理担当副看護師長の自律的活動を支援する取り組みが重要であると発表しました。
口演
日時 2020年11月12日
学会名 第2回 AI/IoTシステム安全性シンポジウム(オンライン開催)
発表者 木下徳康、中島和江
演題名 【Day 3:FRAM Workshop】FRAMを用いた筋弛緩薬の誤投与事例の分析
内容  複雑適応系システムである医療が普段どのように行われているかを把握する手法として、FRAM(The Functional Resonance Analysis Method)が提唱されています。今回、実際の医療事故について公開された情報をもとに、FRAMを用いた分析を行い、医療システムの先行的な安全マネジメントにFRAMが有用であることを報告しました。