教育の実施

2011年度

院内

研修医向け

研修医向け講習会「安全な診療のために(2)~乳児の心肺蘇生」(2011.5.10)(50分)
(臨床研修医27人)
 平成23年度の第2回として、乳児の心肺蘇生講習を行いました。救急コールや急変発見時の初動など、院内における急変対応に必要な情報を復習した上で、ガイドライン2010に基づく「乳児の心肺蘇生テキスト(特別経費により作成)」に則って、心肺蘇生と異物除去を実習形式でトレーニングしました。「成人との違いがわかった」「今後の診療に役立てたい」「また実習をしたい」などの声を多くいただきました。
研修医向け講習会「安全な診療のために(1)~医療安全の両輪:テクニカルスキルとノンテクニカルスキル」(2011.4.19)(50分)
(臨床研修医28人)
 平成23年度の第1回として、医療安全の両輪をなすテクニカルスキルとノンテクニカルスキルについて、Surgical Fireを例に講義を行いました。参加型ツールであるクリッカーを用いて現状の知識確認を行ったり、DVD「気管切開中の発火~教授Meinoshin~(特別経費により作成)」の視聴を交えて楽しく学習しました。「とてもわかりやすかった」「実感をもって理解した」「参加して良かった」などの感想をいただきました。

医師向け

医療安全セミナー(麻酔科カンファレンス)(2011.12.1)(20分)
(麻酔科医師・臨床研修医計12人)
 麻酔科ディレクターの協力を得て、麻酔科の医師を対象に、小児の術前の絶飲食に関する講義を行いました。小児の術前絶飲食に関する事例と、「小児の術前絶飲食の目安(麻酔マニュアルにも収載)」を用いて、術前指示に関する注意点や、患者家族への説明のポイント、指示変更時のポイントを復習しました。参加者からは、事例ベースでわかりやすかったという感想に加え、術前指示の内容・方法に関する提案が寄せられました。

看護師向け

段階別研修Ⅰ(看護実践)看護技術⑤ 経管栄養、与薬、身体抑制における医療安全(2011.9.22)(2011.9.29)(2011.10.6)(各回半日)
(新人看護師延べ87人)
 看護部 段階別研修Ⅰ(看護実践)看護技術⑤として、看護部実践担当者と協働し、経管栄養、与薬、身体抑制における安全確保について講習会を実施しました。起こりやすいインシデントや予防対策について、講義や事例検討を行い、経鼻胃管の固定方法についてはシミュレーションを通して学習しました。
小児医療センター心肺蘇生講習会(2011.6.30)(2011.7.14)(2011.7.21)(各回90分)
(小児医療センター看護師延べ53人)
 小児科リスクマネジャー、小児医療センターの副看護師長をはじめとする看護師チームを中心に、小児の心肺蘇生講習を行いました。乳児の心肺蘇生テキスト(特別経費により作成)に基づき、小グループに分かれて、実習形式で乳児の心肺蘇生をトレーニングしました。蘇生の技術とともに、急変の場でのコミュニケーションやチームワークについて、お互いにアドバイスを行いながら、実践的なトレーニングを行いました。

多職種向け

新入職員オリエンテーション(2011.4.1)(60分)
(臨床研修医・看護師・薬剤師・医療技術職員225人)
 多職種の新入職員に対して、医療安全の9つのポイント(患者の確認、物の確認、患者と物の照合、知識の習得・確認、カルテ記載、患者評価・観察、ノンテクニカルスキル、インシデントレポート、重大インシデントへの対応)を説明しました。患者確認について、輸液実施を例としてダブルチェックのシミュレーションを実施しました。ノンテクニカルスキルについては「Just a Routine Operation(特別経費により作成)」を上映し、声かけ・声だし・応援要請の唱和を行いました。参加者からは、「実際に声に出してみて、やり方がわかった」「コミュニケーションの重要性を実感した」等の感想が寄せられました。