呼吸器外科

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診療内容

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診療科長 新谷 康

肺癌、気腫性肺疾患、重症筋無力症、縦隔腫瘍、気胸、膿胸など呼吸器疾患全般について外科診療を行っています。また、肺移植の認定施設であり、脳死および生体肺移植手術も行っています。肺癌の診療では、進行肺癌に対しては呼吸器内科および放射線科と連携し化学放射線治療後に根治手術を行います。早期肺癌に対しては安全性を重視した上で、胸腔鏡手術を行い、体に対する負担の軽減につとめています。またロボット支援下手術や単孔式胸腔鏡手術を含めたさらなる低侵襲手術も行っています。縦隔腫瘍や重症筋無力症に対しても胸腔鏡手術を積極的に行っており、手術創の縮小と早期退院が可能となっています。体に対する負担を軽減しながら根治を目指す外科治療を行いながら、肺移植などの先進医療の推進にも努力しています。

特色

年間の全身麻酔手術は約400件です。疾患別年間手術数は肺癌約140例、転移性肺腫瘍約40例、縦隔疾患約60例などです。そのうち約70%が胸腔鏡手術で、可能な限り低侵襲手術を施行しており、ロボット支援下手術や単孔式胸腔鏡手術も導入しております。術式では、早期小型肺癌に対して残存肺機能の温存を考慮した区域切除等の縮小手術を積極的に取り入れています。また進行肺癌に対して、呼吸器センター(呼吸器内科と共通病棟)で最新の集学的治療を行っています。また心臓血管外科をはじめとする他の外科領域と共同で手術を行うことが可能で、他臓器浸潤を伴う進行悪性腫瘍に対して積極的に切除を行っています。縦隔疾患については多くの治療実績を有し、重症筋無力症(胸腺腫の合併有無にかかわらず)に対する拡大胸腺摘出術も過去50年間で約600例の実績があり、現在では症例に応じてロボット支援下手術を施行しております。
肺移植診療では国内実施10施設のひとつであり、平成12年から脳死肺移植66例、生体肺移植11例、脳死心肺移植3例を施行しています。
当科には日本外科学会指導医3名および呼吸器外科専門医10名以上が在籍し、呼吸器外科専門医認定修練施設と胸部外科学会認定医認定制度指定施設に指定されています。

紹介時のお願い

肺腫瘤や縦隔腫瘍などの患者さんを遠慮なくご紹介ください。セカンド・オピニオンにも積極的に対応いたします。胸部レントゲン、CTなどの画像診断資料や腫瘍マーカーなどの血液検査データを紹介状に添付していただければ助かります。また肺移植の相談は受診前に予め当科医局(06-6879-3152、平日10:00~17:00)へご連絡いただきますと個別に時間を取ることが可能です。その他のご質問もお電話でお受けいたします。

外来スケジュール

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外来受診のご案内

診療受付時間

初診 午前8時30分~午前11時00分
再診 午前8時30分~午前11時30分
予約再診 午前8時30分~午後3時00分

※阪大病院では初診の方は医師の紹介状が必要です。

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土・日曜日、祝日、
年末年始(12月29日~1月3日)

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