超音波検査センター

超音波検査センターとは

センター長 坂田 泰史の写真
センター長 坂田 泰史

超音波検査は、体の中で起きている異常を非侵襲的に(体にやさしく)検出することができ、現代医学ではなくてはならない検査法となっております。大阪大学医学部附属病院超音波検査センターは病院内の超音波検査を集約して行い、検査の効率的運用、高い質の維持を目的として設立されました。現在は、消化器内科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、神経内科・脳卒中科、小児科、循環器内科、心臓血管外科などの医師の協力を得て、臨床検査部や放射線部の医療技術部技師を中心に、腹部エコー、頸部・末梢動静脈エコー、心臓エコーを行なっております。使用機器は最新の超音波検査装置を常備し、また最新の技術や検査法をいち早く導入して、医学の進歩を速やかに患者さんに還元できる体制を整えております。平成29年度に行った件数は、総数で19,000件にのぼり、その後も増加しております。

検査体制

現在は、上記各科の医師の指導・協力のもとに医療技術部のスタッフが中心となって、下表のスケジュールで検査を行っています。甲状腺、頸部血管、上腹部の超音波検査は1階の超音波検査室で、心臓(成人、小児)の超音波検査は2階、そして末梢動静脈エコーは3階で行なっております。得られた画像は動画を含めて全てサーバーに保存され、担当医師は院内端末の電子カルテから随時閲覧可能となっております。

超音波検査スケジュール

 
血管 午前 末梢動静脈 末梢動静脈 末梢動静脈 末梢動静脈 末梢動静脈
午後 末梢動静脈 末梢動静脈 末梢動静脈 末梢動静脈 末梢動静脈
頸部・
腹部
午前 腹部 腹部 腹部/造影/頸部血管 腹部/造影/頸部血管 腹部/頸部血管
午後 腹部/頸部血管 腹部/頸部甲状腺/頸部甲状腺穿刺 腹部/造影/頸部血管 腹部/頸部甲状腺/頸部甲状腺穿刺 腹部/頸部血管
心臓 午前 心臓 心臓 心臓 心臓 心臓
午後 心臓/経食道エコー 心臓 心臓/心臓(小児) 心臓/経食道エコー 心臓/心臓(小児)

教育・研修活動内容紹介

各自が日常診療を通じて知識や技術を向上するとともに、さらに精度の高い診断を行うべく、指導医を含む医師、検査技師による研修会やカンファレンスを定期的に開催しております。本院の高度な検査レベルを地域医療にも活かすべく、他院の研修医や検査技師の本院における見学や教育にも積極的に協力をしています。また、学会などが主催する講習会の講師やライブデモンストレーションの検者を担当し、技術の普及に努めております。

実績

平成29年度の検査実績を表1~3に示します。

表1 平成29年度 頸部・腹部超音波検査室検査件数
上腹部超音波 6,159
上腹部超音波(消内) 217
上腹部超音波(ドプラ) 620
造影超音波 134
頸動脈超音波(神内) 128
頸部IBS(脳卒セ限定) 278
頸部血管超音波 502
頸部超音波(耳鼻咽喉) 152
頸部超音波(全科) 1,105
9,295
表2 平成29年度 2階心臓超音波検査室検査件数
成人 6,510
小児 1,500
8,010
表3 平成29年度 血管超音波検査室検査件数
動静脈エコー(下肢 その他) 1,602
血管病変ドプラ 9
1,611

外来受診のご案内

診療受付時間

初診 午前8時30分~午前11時00分
再診 午前8時30分~午前11時30分
予約再診 午前8時30分~午後3時00分

※阪大病院では初診の方は医師の紹介状が必要です。

外来診療日

月~金曜日

休診日

土・日曜日、祝日、
年末年始(12月29日~1月3日)

交通アクセス・駐車場